冬休みに遊びたい!「すごろくや」が選ぶ3世代で楽しめるボード・カードゲーム10

 年末やお正月は、家族そろって遊ぶ絶好の機会。そこで今回はボードゲーム専門店の「すごろくや」オーナーの丸田康司氏に、子どもから大人、おじいちゃん、おばあちゃんまで3世代で楽しめるボードゲームやカードゲームを聞いてみた。

趣味・娯楽 保護者
「すごろくや」オーナーの丸田康司氏
  • 「すごろくや」オーナーの丸田康司氏
  • 東京のJR高円寺駅そばにある「すごろくや」の実店舗
  • 「イチゴリラ」すごろくや (画像提供:すごろくや)
  • 1~5枚のカードを当てる「イチゴリラ」 (画像提供:すごろくや)
  • 「キャプテン・リノ」HABA (画像提供:すごろくや)
  • ハラハラドキドキが楽しめる「キャプテン・リノ」 (画像提供:すごろくや)
  • 「ファイアドラゴン」HABA (画像提供:すごろくや)
  • ドラゴンを操り、ルビーを集める「ファイアドラゴン」 (画像提供:すごろくや)
◆大人数でワイワイ楽しむならこの3本

「犯人は踊る」すごろくや
対象:8才~大人
人数:3~8人用
価格:1,290円(税込)

 探偵や犯人、うわさ、情報操作といったカードをそれぞれ手札にもち、たった1枚の犯人カードを持っている人を当てる推理カードゲーム。犯人カードは「取り引き」や「情報交換」カードなどでほかの人にどんどん渡っていくため、なかなか犯人を捜すのが難しい。犯人が最後まで逃げ切ったら、犯人の勝利になる。

★すごろくやオススメポイント
 「大勢で集まった時など、4人以上で遊ぶのがオススメ。大人と一緒であれば、6歳でも遊んでいます。ゲームを始める前に、毎回何かしら事件を考えて、その犯人を探していくという設定をしてから遊ぶのもオススメです。さらに、終わったあとに犯人カードがどんなふうに人から人へと渡っていったか、反省会をするのも楽しいですよ。」

「ディクシット」Libellud
対象:8才~大人
人数:3~6人用
価格:4,860円(税込)

 さまざまな不思議な情景が描かれたカードを見て、語り部役の人が連想した言葉の元になっているカードを推理していく。語り部は自分の手札から1枚選び、そのカードからイメージする言葉を全員に伝える。語り部以外の人は、それぞれ手札からその言葉に近いカードを選び、全部のカードを混ぜてどれが元のカードだった当てていく。当たった人は、自分の「うさぎコマ」を進めていき、いちばんウサギが進んだ人の勝ちとなる。

★すごろくやオススメポイント
 「『ファイアドラゴン』が男の子向きなら、こちらは女の子向き。『花がきれい』といった感性がないと難しいゲームです。きれいで不思議なカードが多く、抽象思考が要求されるので、なかなか当てるのが難しいです。ゲームの後に、『なんで思ったの?』など、子どもの感じた理由を聞いてみるのも良いですね。」

「インカの黄金」Gryphon Games
対象:8才~大人
人数:3~8人用
価格:2,590円(税込)

 神殿遺跡の中を探検し、その先にある財宝を集めていくゲーム。行く手には、毒ヘビや落石などの危険カードもあり、危険にあうと集めた財宝をすべてなくしてしまうため、進むべきか、脱出すべきかの判断が迫られる。ハラハラドキドキの緊張感が楽しい。

★すごろくやオススメポイント
 「じっくり遊べるゲームで、遊べる年齢の幅も広いです。8歳からとなっていますが、全員で財宝を分けていくので、“わけっこ”の概念が理解できれば4歳ぐらいからでも遊べます。やることは『行く』か『戻る』かのふたつだけです。とことん宝石をねらう強欲タイプ、すぐ戻りたがる慎重派など、やっていると性格が出ます。宝石やミイラ、蛇といったお話のような要素も人気の理由です。」

【次ページ】「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に楽しめる」と「ゲームを遊ぶうえでの注意点」
《相川いずみ》

教育ライター/編集者 相川いずみ

「週刊アスキー」編集部を経て、現在は教育ライターとして、ICT活用、プログラミング、中学受験、育児等をテーマに全国の教育現場で取材・執筆を行う。渋谷区で子ども向けプログラミング教室を主宰するほか、区立中学校でファシリテーターを務める。Google 認定教育者 レベル2(2021年~)。著書に『“toio”であそぶ!まなぶ!ロボットプログラミング』がある。

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