日本の高等教育在学率、7か国中6位変化せず…1位は韓国

 文部科学省は、7か国の教育状況を統計で示した「諸外国の教育統計」平成27(2015)年版を公表した。高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、韓国が65.8人ともっとも多く、日本の23.3人は中国についで2番目に少なかった。

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 文部科学省は、7か国の教育状況を統計で示した「諸外国の教育統計」平成27(2015)年版を公表した。高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、韓国が65.8人ともっとも多く、日本の23.3人は中国についで2番目に少なかった。

 「諸外国の教育統計」は、「教育指標の国際比較」の後継資料として日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の教育状況を統計データによって示している。学校系統図と学校統計、私立学校の割合、就学前教育・義務教育後中等教育・高等教育の該当年齢人口と全人口、初等中等教育段階の学級編成基準、高等教育在学者の人口千人あたりの人数などをまとめた。

 私立学校の割合について、小学校は、日本1.2%、アメリカ10.3%、イギリス6.1%、フランス14.1%、ドイツ3.2%、中国6.2%、韓国1.5%だった。中学校は、日本7.0%、アメリカ8.0%、フランス21.5%、ドイツ9.4%、中国9.5%、韓国17.7%と、私立小・中学校の割合は日本がもっとも少なかった。

 高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、日本(2014年の大学・短大等在学者)が23.3人、アメリカ(2011年のフルタイム在学者)が41.7人、イギリス(2012年のフルタイム在学者)が27.3人、フランス(2012年)が36.3人、ドイツ(2012年)31.0人、中国(2012年の全日制高等教育機関在学者)が18.9人、韓国(2013年の大学・専門大学等在学者)が65.8人。「諸外国の統計」平成26(2014)年版と変わらず、韓国がもっとも多く、日本は中国についで2番目に少なかった。

 「諸外国の統計」では、ほかにも7か国の学部学生に対する大学院生の比率や、大学の学生納付金、政府機関等奨学金なども統計資料にまとめている。
《外岡紘代》

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