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【大学受験2016】「文高理低」継続、河合塾の国公立大志願状況まとめ

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国立大志願状況
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 河合塾は2016年度の国公立大学の志願状況について概況をまとめ、大学入試サイトKei-Netに掲載した。志願者数は前年と大きな変化が見られず、募集人員に対する志願倍率は前年から0.01ポイント下回る4.66倍となった。また、昨春からの「文高理低」は継続している。

 国公立大学の前期日程の志願者数は258,192人で前年比99.7%と前年並み。センター試験の受験者数も前年比101.2%と前年並みだったため、国公立大学の志願者数に大きな変化がなかった。

 地区別の志願状況をみると、関東や中国、四国地区で減少率が高かった。関東地区では、昨年志願者が大幅に増えた茨城大学や、出願条件や入試科目で負担が増えた東京海洋大学や東京農工大学で志願者の減少が大きかった。中国、四国地区は昨年の志願者増の反動から島根県立大学、高知工科大学が減少、全学的に改組をした徳島大学では志願者が3分の2となった影響が大きいようだ。

 学部系統別にみると、昨春入試からの「文高理低」は継続。文系人気の要因は、就職状況の回復や、理系を志望する学生の「センター試験理科」の出題範囲拡大による負担感などが考えられる。文系では「文・人文」「社会・国際」「法・政治」「経済・経営・商」の学系は志願者が増加、理系や医療系では前年並みの「農」「看護」を除くと志願者が減少している。

 また、「教育―総合科学課程」の志願者が前年比62.6%と減少したのは、学部再編が多くあり、15大学の教育学部では総合科学課程が廃止されたため。一方で、「地域」「国際」が付いた学部の設置が相次ぎ、多くは人文・社会科学系であったため、人文・社会科学系の志願者増加の一因になっている。

 国立難関10大学の前期日程の志願者は前年比100.3%で、増加率が高かったのは神戸大学、九州大学だった。2大学は近年志願者数が下降気味で、特に昨春は大幅に減少し、今回の増加はその反動とみられる。また、名古屋大学はほかの大学と比較して前年比96.0%と減少率が高く、昨春の入試で増加した工学部の志願者が大幅に減少した影響を受けている。そのほか、難関10大学の大学別の状況も紹介している。
《田中志実》

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