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【中学受験2016】大学入試改革影響や理科に変化…西村則康氏が入試傾向を総括

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中学受験情報局 かしこい塾の使い方
  • 中学受験情報局 かしこい塾の使い方
  • 各学校の算数問題の分析結果
 スーパーウェブが運営するWebサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」の主任相談員である西村則康氏が、2016年首都圏中学入試の分析をまとめた。大学附属校の倍率激化と、男女で異なる能力を求める傾向がみられたという。

 大手進学塾での成績を伸ばすためのアドバイスを発信する「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」は、かしこい塾の使い方の主任相談員であり中学受験専門の家庭教師団体「名門指導会」代表の西村則康氏による2016年の首都圏中学入試(東京都・神奈川県・千葉県)の総括を、2月24日公表した。

 2016年の首都圏中学入試では、大学附属校の出願者数が例年よりも大幅に増加した。中央は倍率6.0倍(2015年5.4倍)、法政は9.1倍(同8.3倍)、立教は6.7倍(同6.2倍 帰国生除く)となったことに、西川氏は「2020年からの大学入試制度改革への不安から、大学進学が保証されている付属校に受験生が流れた」と分析している。

 開成や筑駒では会話文による問題が登場したり、桜蔭では実験結果に基づいて答えを導く問題がでたりするなど、上位校で理科の入試問題に変化みられたことについては、「よりアクティブ・ラーニングを意識した問題傾向が強まった」という。医学部や東大理Iに進学する理系女子を求めて、女子校の中には理科は難易度が上がったところが多くあるという。

 また、算数と社会においては、男子校と女子校で出題される問題に違いが見られたとも指摘する。算数では、女子校は時間内に多くの設問を解くなどの処理能力の高さ、男子校では処理能力に加えて思考力が求められた。

 社会でも、世界情勢について問う問題について、女子校ではそれについて知識があるかを問う正誤選択の問題が出されるのに対し、男子校ではそれについてどう思うかを記述させる問題が出題されるという傾向がみられた。これらのことから、日ごろから知的好奇心を持って自ら学んでいるかどうかが合否のカギを握るとまとめている。
《勝田綾》

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