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【高校受験2016】東京都立高校入試<理科>講評…得点差がつきやすい出題

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2016年度 東京都立高校 講評 理科
  • 2016年度 東京都立高校 講評 理科
 平成28年度東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が2月24日に実施された。全日制募集人員31,942人に対し最終応募人員は48,119人で、倍率は1.51倍だった。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<理科>講評(SAPIX中学部 提供)

 例年通り、小問集合の大問が2題、地学、生物、化学、物理の大問が1題ずつの6題構成でした。基本的な知識やしくみの理解に関する問題と、観察や実験の結果について考察する問題が中心です。特に、観察や実験の結果について考察する問題では、複数の表や図、グラフを読み取って判断しなければならないものや、文章記述で解答するものなどがあり、得点差がつきやすくなっています。そのため、東京都立校だけでなく、他の公立校の過去の入試問題を数多く解くことで、考察を必要とする問題に対して経験を蓄積することが求められます。

1、小問集合(物理、化学、生物、地学)
 物理と地学から2問ずつ、生物と化学から1問ずつの計6問でした。例年通り、大問1は基礎問題なので、すべて正解したいところです。

2、小問集合(物理、化学、生物、地学)
 レポートの文章からヒントを読み取り、解答する問題です。大問2で出される計算問題は難度が高くなることがありますが、今年は基礎問題でした。そのため、大問1と同様にすべて正解したいところです。

3、天体(地学)
 問1は金星と火星の高度について考察する問題ですが、他の公立校の過去の入試問題で類題が出されているため、経験の差が得点差につながりました。問2は問題文を注意深く読む必要がありました。

4、遺伝(生物)
 遺伝に関する基礎問題が中心でしたが、問4はやや難度が高い問題でした。この問題についても他の公立校で過去に類題が出ています。

5、イオン(化学)
 水酸化ナトリウム水溶液の電気分解や、塩が白色沈殿する中和反応に関する内容を理解している受験生にとっては解答しやすい問題でした。ただし、問4は条件を整理する力が求められ、やや難しい問題でした。

6、電流(物理)
 ドライヤーのしくみに関するやや見慣れない題材がとりあげられ、これまで学んできた内容を活用する力が問われました。問3の文章記述の問題はやや解答しにくく、多くの受験生が苦戦したものと思われます。
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 このレポートは2016年2月25日に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。

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 なお、SAPIX中学部は新小学6年生、新中1~3年生と保護者を対象とした「高校入試分析会2016」を3月12日より順次実施する。東京、神奈川、埼玉、千葉、兵庫の5会場で実施され、各地域の公立高校や難関国私立高校について、数値を交えての具体的な体験談など、地域に合った説明を行う。分析会の参加申込みおよび会場別の実施日程は、SAPIX中学部のWebサイトを確認する必要がある。

協力:SAPIX中学部
《編集部》

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