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【高校受験2016】北海道公立高校入試<理科>講評…やや易化

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2016年度 北海道公立 理科 講評
  • 2016年度 北海道公立 理科 講評
 平成28(2016)年度北海道公立高校入学者選抜学力検査が3月3日に実施された。リセマムでは、道内で多数の学習塾を運営する練成会グループの協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に公開する。

◆<理科>講評(練成会グループ提供)

 例年通り大問5題の出題となった。物理・化学・生物・地学の各領域の配点は15点ずつである。大問1各領域からの小問を出題することで幅広い知識が問われている。

 大問2~5は実験や観察に基づいて必要な情報を整理するとともに、実験結果を予想する科学的思考や洞察力が試された。昨年度と比較して計算問題が14点分から7点分、完全解答も24点分から21点分と減少しており、平均点は若干上がることが予想される。

 大問1は小問集合で設問数と配点は昨年と同様12問、合計18点だった。重要語句では漢字指定の出題があった。計算問題の出題は昨年の3問から1問に減っているが、単位の変換が必要な速さの計算のため難易度は高い。

 大問2は地学領域からの出題だった。火山の形とマグマのねばりけの関係について生クリームを用いた実験結果を予想する作図が出題された。火山の形と噴火のようす、火成岩の色、代表的な火山など正確な知識が要求された。また、問1(1)では防災意識の高まりをうけて昨年度の緊急地震速報のしくみに続き、「ハザードマップ」を答えさせた。

 大問3は生物領域の細胞分裂と植物の成長に関する出題で標準的な難易度だが、問2(2)遺伝における雑種第2代の個体のうち、一定の条件を満たすものだけ自家受粉させる際の形質の割合を予想する問題は交配時の遺伝子の組み合わせに加え、生じる遺伝子の割合も考慮しなければならない難問だった。

 大問4は化学領域から水溶液が出題された。問2(3)水溶液の温度が下がるときの溶質の質量のグラフは、もととなる溶解度のグラフの深い理解が必要になる。時間の経過とともに水溶液の温度が下がることと飽和するまでは溶質の質量が変化しないことに気付けるかが正答を導くカギとなる。

 大問5は物理領域から電流と磁界が出題された。問2(2)電力量と仕事を融合させることでエネルギーの変換効率を求めるといった、近年注目を集めているエネルギー資源について考えさせる出題となった。
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 このレポートは2016年3月3日に速報として練成会グループにより作成されたもの。

協力:練成会グループ
《工藤めぐみ》

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