横浜市教委、教職員の負担軽減ハンドブック公開

 横浜市教育委員会は4月、これまでに行ってきた教職員の負担軽減に向けた取組みを紹介した資料と、教職員の負担軽減ハンドブックをホームページに掲載した。教職員が子どもとしっかり向き合う時間を確保するための取組みを推進していくという。

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教職員の負担軽減ハンドブック
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 横浜市教育委員会は4月、これまでに行ってきた教職員の負担軽減に向けた取組みを紹介した資料と、教職員の負担軽減ハンドブックをホームページに掲載した。教職員が子どもとしっかり向き合う時間を確保するための取組みを推進していくという。

 平成25年度に実施した「横浜市立学校 教職員の業務実態に関する調査」によると、子どもの成長にやりがいを感じつつも、約9割の教職員が忙しいと感じ、勤務時間内に授業準備にかける時間が十分に取れないことが明らかになった。

 横浜市教育委員会では、学校現場の現状を真摯に受け止め、少しでも多く子どもと向き合う時間を確保していくことが何よりも大切であると考え、「教職員の負担軽減に向けた取組」(A4モノクロ12ページ)と「教職員の負担軽減ハンドブック」(A4カラー17ページ)をまとめた。教育委員会と学校の取組みを車の車輪として捉え、教職員の負担軽減に向けた取組みを推進していく。

 教職員の負担軽減に向けた取組として、これまで同教委が行ってきた業務改善支援や人員配置の充実などを掲載。ICTを活用した業務改善として、「学校ホームページのCMS(ホームページ簡易作成システム)化」「学校向けグループウェアの導入」を紹介している。

 教職員の負担軽減ハンドブックでは、教職員の業務実態に関する調査に基づき、1日の勤務のなかで負担軽減に繋がる業務改善の実践例をまとめている。また、グループウェアやファイルサーバーの活用、会議の効率化、部活動指導の工夫、職員室レイアウトの改善などを盛り込んでいる。
《工藤めぐみ》

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