プログラミングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 プログラミングとは【ひとことで言うと】「プログラムを作ること。2020年以降は、小中高で必修科目になる見込み」

教育ICT 先生
文科省が配布している「プログラミング教育実践ガイド」の表紙
  • 文科省が配布している「プログラミング教育実践ガイド」の表紙
  • 「日本再興戦略2016」の概要。右下に初等中等教育でのプログラミング教育の必修化に関する記載がある
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆プログラミングとは


【読み】プログラミング
【表記】Programming、類語:コーディング
【分類】ソフトウェア/技術/制度/一般常識
【ひとことで言うと】
「プログラムを作ること。2020年以降は、小中高で必修科目になる見込み」
【解説】
 「プログラミング」は、文字どおりプログラムを作ることだ。パソコンを使ったプログラミングは、通常「C」「Visual Basic」「Java」「JavaScript」「Python」などの「プログラミング言語」を使い、英語のようなテキストを記述し、プログラムを作成する。完成したプログラムは「ソフトウェア」として、ハードウェア上で動作させることができる。

 画面上でパーツなどを動かし、それらをブロック玩具のように組み合わせて、プログラムを作る「ビジュアル プログラミング」も、低年齢層向けのICT教育用途で普及しつつある。

 もともとの「プログラム」(Program)=「式次第」の意味のとおり、プログラムは、ソフトウェアの動作の順番を、記述したものだ。基本的な動作は順番に実行されるが、さまざまな条件により分岐や繰返しを行う。この分岐や繰返しの内容を、論理的に組み上げた構造が「アルゴリズム」だ。アルゴリズムが間違っていれば、プログラムは正常に動作せず、いわゆる「バグ」(間違った個所)を抱えたソフトウェアになってしまう。

 プログラミングを学習することは、論理的な考え方を身に付けるとともに、ICTへの理解を深めるとして、近年特に注目を集めている。文部科学省では、「プログラミング教育実践ガイド」などの事例集を配布。一方、政府は、2016年5月に発表した「日本再興戦略2016」資料において、「2020年度以降、小・中・高でのプログラミング教育を必修化する」と言及している。

【関連用語】ビジュアルプログラミング、STEM
【最終更新日】2016年6月8日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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