神戸市立博物館では、6月18日から8月28日まで、「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を開催する。世界有数の浮世絵コレクションを誇るアメリカ・ボストン美術館の約1万4千枚にも及ぶ歌川国芳・国貞の作品の中から、厳選された浮世絵170件が出展される。リセマム親子観覧券プレゼント詳細は次のページへ。 出展される作品は、歌川国芳・国貞作品合わせて約350枚。ボストン美術館から両作家の作品がこれだけ出展されるのは、1876年にボストン美術館が開館されて以来初めてのこと。展覧会は「一幕目」と「二幕目」で構成され、それぞれ「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や「天下無双武者絵(サムライウォリアー)」「千両役者揃続絵(カブキスター・コレクション)」などのテーマに沿って国芳と国貞の作品を展示する。 会期中はボストン美術館アジア・オセアニア・アフリカ美術部日本美術課キューレーターのセーラ・E・トンプソン氏による「ボストン美術館における国芳、国貞」や神戸市立博物館学芸員による記念講演会も実施予定。7月2日には小学4年生から中学生を対象にした展覧会関連の参加型ワークショップ「立体浮世絵をつくろう!」や、7月17日には中学生以下の子どもとその保護者を対象にした親子鑑賞会の実施も予定されており、家族向けプログラムも充実の展示会となりそうだ。 今後5年間はお蔵入りするという彼らの作品。貴重な江戸浮世絵(あずまにしきえ)の数々が神戸市立博物館に揃い踏みする。会期に夏休みも含まれることから、帰省や旅行の際に親子一緒に歌川一門でしのぎを削った兄弟弟子ふたりの錦絵を見にいってはいかがだろうか。◆ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞会場:神戸市立博物館(神戸市中央区京町24番地)会期:6月18日(土)~8月28日(日)開館時間:9:30~17:30(土曜日は19:00まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日(火)入館料:前売り券あり 当日 一般1,500円、高大生1,100円、小中生600円 前売 一般1,300円、高大生900円、小中生450円 ※小学生未満は無料【記念講演会】料金:無料※同展観覧券が必要聴講方法:当日13:00から講堂前で入場整理券を配布「ボストン美術館における国芳、国貞」日時:6月18日(土)14:00~15:30講師:セーラ・E・トンプソン(ボストン美術館アジア・オセアニア・アフリカ美術部日本美術課キューレーター)「国貞国芳の江戸歌舞伎」日時:7月16日(土)14:00~15:30講師:塚原晃(神戸市立博物館学芸員)「季節はずれの雪合戦―雪景色から読み解く『俺たちの国芳』vs『わたしの国貞』」日時:8月6日(土)14:00~15:30講師:勝盛典子(神戸市立博物館学芸員)【イブニング・レクチャー】料金:無料※同展観覧券が必要日時:会期中の毎週土曜日17:00~17:30参加方法:当日先着順【ジュニアミュージアム講座】「立体浮世絵をつくろう!」日時:7月2日(土)14:00~16:00対象:小学4年生~中学生定員:20人※要事前申込み参加費:500円※保護者は別途入館料が必要申込方法:必要事項を記入のうえ、神戸市立博物館「ジュニアミュージアム講座」係までハガキで申し込む※詳細は神戸市立博物館のWebサイトを確認すること申込締切:6月21日(火)必着【親子鑑賞会】日時:7月17日(日)10:00~11:30/14:00~15:30対象:中学生以下の子どもとその保護者定員:各回50組参加費:無料※入館料が必要参加方法:当日に整理券を配布する