エデュリンク、教育コンソーシアム「ことよさしの会」設立

 教育業界に特化した人材派遣などを行うエデュリンクは、新しい民間教育のありようを構想する教育コンソーシアム「ことよさしの会」を設立する。私塾、学校法人、企業、子どもを持つ家庭人としての個人まで、規模を問わず会員を募集している。

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ことよさしの会
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 教育業界に特化した人材派遣などを行うエデュリンクは、新しい民間教育のありようを構想する教育コンソーシアム「ことよさしの会」を設立する。私塾、学校法人、企業、子どもを持つ家庭人としての個人まで、規模を問わず会員を募集している。

 エデュリンクの代表取締役を務める北山雅史氏は、1980年に栄光ゼミナールを設立。入塾テストを通じて責任の持てる生徒だけを預かる「全コース選抜制私塾」や、私塾の中にデザインを経営資源として活用するなど、当時の学習塾のイメージを一新した経験を持つ。

 2015年4月に北山氏が設立したエデュリンクは、小中学生を対象とした学習塾「CREO CAMPUS(クレオキャンパス)」の運営や、教育業界に特化した人材派遣・紹介・人材開発研修事業を展開。塾生を単に「受験生」としてとらえるのではなく、家族や社会の中に位置づけて経営を展開した北山氏の理念は、時代を超えて新しい教育の姿、業態を考えるヒントに満ちているという。

 「ことよさしの会」では民間教育の使命を、さまざまな環境に置かれた子どもたちを、社会的に引き受け、主体的に自らの道を歩んでいけるための広い視野を持ったサービスを提供すること、これらを通じて教育に関わるより善い人材を創出することと考え、北山氏の経営理念を次世代に継承し、新しい民間教育のありようを構想する。

 「ことよさし」とは、生き方そのものが時代への問いかけになるような立ち居振る舞いを指す古語のこと。ことよさしの会では、規模を問わず私塾、学校法人、企業、子どもを持つ家庭人としての個人まで、志のある会員を募集している。セミナーや合宿研修、会員サイト、サポート事業などの活動を通じて、教育に関する業態研究や提言を行うという。第1回セミナーと発足式を6月20日に開催する。
《外岡紘代》

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