【高校受験2017】都立高入試、SAPIX中学部が「進学指導重点校」対策まとめ

 難関高校の進学指導塾SAPIX中学部では、主要高校への合格に向けて志望校別の入試対策をまとめており、都立高校においてもトップ校である「進学指導重点校」の入試対策を掲載している。2016年度入試分析結果をもとに、入試の仕組みや各教科の傾向をまとめている。

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SAPIX中学部・東京都立進学指導重点校の入試対策
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 難関高校の進学指導塾SAPIX中学部では、主要高校への合格に向けて志望校別の入試対策をまとめており、都立高校においてもトップ校である「進学指導重点校」の入試対策を掲載している。2016年度入試分析結果をもとに、入試の仕組みや各教科の傾向をまとめている。

 進学指導重点校は、東京都教育委員会が都立高校の中でも特に進学対策に組織的・計画的に取り組む学校を指定したもの。現在、都立日比谷、都立西、都立国立、都立八王子東、都立戸山、都立青山、都立立川の7校が指定を受けている。

 進学指導重点校では、リスニング以外の英語、数学、国語において都立高校の共通問題とは別に独自の入試問題を作成・実施することができ、2014年からは進学指導重点校をはじめとする都立難関校が共同で作成した入試問題「グループ作成問題」を出題している。グループ作成問題では、科目ごとに複数の問題を作成し各校がそれを組み合わせて入試問題を編成。加えて1教科につき大問1題は学校オリジナルの問題に差し替え可能というルールで入試問題を構成している。

 SAPIX中学部サイトでは2016年度都立高校入試について、進学指導重点校グループの英語・数学・国語、および都立高校共通問題の入試分析を紹介。英語・数学・国語では、グループ問題の難易度や、学校オリジナル問題の採用度合いと難易度などを分析している。

 たとえば、英語については、大問の対話文では日比谷と国立がオリジナル問題を採用。大問の物語文・説明文では八王子東と戸山がオリジナル問題を採用。オリジナル問題に差し替えた高校は昨年の5校より1校減少、日比谷と戸山のオリジナル問題が難しく時間のかかる問題だったと分析している。しかし、全体の難度は下がった印象で受験者の平均点を60点台に乗せる意図があったのではないかとしている。

 そのほかサイトでは、2016年度入試における進学指導重点校の入試概要やサピックスオープン偏差値をもとにした合格目安の偏差値を掲載。受験に向けた参考にして欲しいとしている。

 さらに、難関高校を目指す小・中学生のための情報誌「SQUARE」では、「SQUARE特別増刊号 都立高校スペシャル」を刊行。進学指導重点校の特色がわかる比較表や、都立高に通うSAPIX卒業生、校長先生へのインタビュー記事など、受験に役立つ情報が満載の一冊だ。冊子を希望する場合は、近くのSAPIX校舎まで問い合わせのこと。なお、YouTubeのSAPIX中学部公式チャンネルでは動画で都立高校受験に関する情報を提供している。
《畑山望》

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