千葉県柏市、2017年度より全小学校でプログラミング教育

 千葉県柏市は、平成29(2017)年度中に市内すべての小学校でプログラミング教育の実施を目指す。教職員研修や数校での実証授業を経て、2017年5-7月に授業実施、2018年2月には柏市プログラミングコンテストの開催を検討しているという。

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 千葉県柏市は、平成29(2017)年度中に市内すべての小学校でプログラミング教育の実施を目指す。教職員研修や数校での実証授業を経て、2017年5~7月に授業実施、2018年2月には柏市プログラミングコンテストの開催を検討しているという。

 柏市教育委員会では、2020年に必修化が予定されているプログラミング教育に先駆けて、まずは8月に教職員研修を実施し、2学期に数校の小学校で実証授業を行う。教職員研修や実証授業での教職員の声を活かしながら、2017年度中に市内全小学校でプログラミング教育の実施を予定している。

 柏市のプログラミング教育は、プログラム作成技術ではなく、「プログラミング的思考」を育てるのが狙い。コンピュータに意図した処理を行うように指示できるということを体験しながら「知識・技術の習得」「思考力・判断力・表現力の育成」「学びに向かう力・人間性の涵養(かんよう)」を目指す。

 小学校でのプログラミング教育は、4年生を対象に総合的な学習の時間2時間で実施。教材は、MITメディアラボが初心者向けに開発したプログラミング言語学習環境「Scratch(スクラッチ)」を利用する。授業の計画は教育委員会が作成し、授業は柏市ITアドバイザーと担任のTeamTeachingで行う。

 授業は2時間で終わるが、その後の活動として、クラブ活動や放課後子ども教室、家庭との連携による作品づくりを推進していく。また、成果発表の場として、2018年2月には柏市プログラミングコンテストの開催を検討しているという。
《工藤めぐみ》

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