グランプリは500万円「Googleサイエンスフェア2016」16組の作品を公開

 Googleは、8月12日にGoogle主催の国際的なオンライン科学技術コンテスト「Google サイエンス フェア 2016」の16組のグローバルファイナリストを発表し、Webサイトに掲載した。対象は、世界のさまざまな国に住居する13~18歳の個人またはチーム。

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  • Google Science Fair グローバルファイナリストの一部
 Googleが主催する国際的なオンライン科学技術コンテスト「Google サイエンス フェア 2016」。8月12日に16組のグローバルファイナリストが決定され、Googleはその結果をWebサイトに掲載した。コンテストの対象は、世界のさまざまな国に住居する13~18歳の個人またはチーム。

 7月18日には、3つの各地域別(ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジア・太平洋、南北アメリカ)ファイナリスト100組と「Community Impact」(地域社会貢献)賞の受賞者5組が選ばれた。さらに、8月12日には各地域別ファイナリストの中から16組を「グローバルファイナリスト」として選出した。

 プロジェクトは、行動科学と社会科学、生物学、化学、環境科学、植物学、植物科学を含む「実験」カテゴリ、または天体物理学、エネルギーと宇宙、物理学、電気・電子工学を含む「工学」カテゴリから、メイントピック1つと最大2つのサブトピックを選び、オンラインで提出する。日本語でYouTubeやスライドショーを利用して作品概要を説明することもできるが、英語の翻訳を添える必要がある。

 「Google サイエンス フェア 2016」のグローバルファイナリストに選ばれたプロジェクトは、地域社会貢献賞にも選出された「オレンジの皮から作られた低コスト、生分解性の高吸水性高分子による干ばつ対策」(南アフリカ)、「環境に優しい生分解性の生理用ナプキン『Sreshto』」(バングラデシュ)、「ExoHeal:脳卒中患者へのリハビリテーションの提供と手の麻痺の治療のための神経可塑性の利用」(サウジアラビア)、「宇宙飛行の効率性と操作性を向上させるロケット誘導システムの分析」(米国)など。プロジェクトは、すべてWebサイトで公開されている。

 グランプリ受賞者には5万米ドル(約500万円)分、「実験」カテゴリのエクスプローラー賞・イノベーター賞、「工学」カテゴリのパイオニア賞・ビルダー賞受賞者にはそれぞれ1万5千米ドル(約150万円)分の奨学金などが授与される。

 今後、16組のグローバルファイナリストは、カリフォルニア州マウンテンビューにあるGoogle本社を訪問し、審査員にプロジェクトを発表して最終ステージで競う。授賞式は9月28日。授賞式のようすは、ライブストリームで配信予定。
《池野サキ》

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