ハローキティ・さくら学院が呼びかけ、自転車用ヘルメットを被ろう

 東京都青少年・治安対策本部は、自転車用ヘルメット着用を促進する啓発活動を展開する。「ハローキティ」や「さくら学院」を起用したポスターやSNS・動画配信を交え、高校生や大人にも自転車の安全利用を呼びかける。

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自転車用ヘルメットの普及啓発特設サイト
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  • 成長期限定ユニット「さくら学院」
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  • 都立田無工業高校の生徒の通学風景
  • 小平市シルバー人材センターにおけるヘルメット着用風景
 東京都青少年・治安対策本部は、自転車用ヘルメット着用を促進する啓発活動を展開する。「ハローキティ」や「さくら学院」を起用したポスターやSNS・動画配信を交え、高校生や大人にも自転車の安全利用を呼びかける。

 平成27年の都内自転車事故による死者の約7割は、頭部損傷を主因として亡くなったという。都の自転車安全利用条例では、大人も含めたすべての自転車利用者にヘルメット着用を推奨している。

 普及に向けた取組みとして、小学6年生から中学3年生までのメンバーが所属する成長期限定ユニット「さくら学院」を起用。自転車の交通ルールや事故の危険性、ヘルメット着用の重要性を学ぶ「公開授業」を撮影し、10月18日より特設サイトにて第1回分の配信を開始した。今後、12月にかけて計4回のシリーズで配信する予定。

 また、幅広い年代に人気の「ハローキティ」がヘルメットを着用したポスターとリーフレットを作成。人口当たりの自転車事故件数が多い高校生向けと、事故時に死に至る割合が全世代平均の3倍にのぼる高齢者向けの2種類を制作し、都内の高校やシルバー人材センターなどに配布して着用をうながす。

 「さくら学院」の動画撮影にも協力したヘルメット着用モニター校の都立田無工業高校には、日本ヘルメット工業会から自転車用ヘルメットを無償で提供された。通学時にヘルメットを着用するなどして、高校生へのヘルメット普及に向けた取組みを実施する。

 東京都自転車安全利用条例は、10月の改正によりヘルメットの着用に関する児童の保護者による対策などを新たに規定し、平成29年2月1日に施行予定。万一の事故の際にも被害が軽減できるよう、ヘルメットの着用を呼びかける。
《勝田綾》

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