「娘の成長を楽しみに」立教英国学院で学ぶ充実の日々…今田宇咲さん親子

 日本初の私立在外教育施設として、英国ウェストサセックス州に設立された立教英国学院。人格形成にも大きな影響を与える多感な思春期を、立教英国学院では日々どのように過ごしているのか。在校生の今田宇咲さんとお母さまに話を聞いた。

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立教英国学院在校生の今田宇咲さんとお母さま
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 日本初の私立在外教育施設として、英国ウェストサセックス州に設立された立教英国学院。40年以上もの伝統に裏付けられた同校のミッションは「英国の地で、寮生活を通じて、他者を思いやり共に生きることを学び、真に国際社会に通用する人間を育成する」(棟近稔校長)である。

 人格形成にも大きな影響を与える多感な思春期を、立教英国学院では日々どのように過ごしているのか。在校生の一人である、高校3年生の今田宇咲さんと、今田さんのお母さまに話を聞いた。

◆英語と寮生活の魅力とは…刺激を受けながら協調性も向上

--立教英国学院を選んだ理由を教えてください。

今田さん:私が立教英国学院を選んだ理由はおもに二つあります。

 一つ目は、英語の授業が充実しているからです。立教英国学院には通常の英語科目のほか、週に4回のEC(English Communication)の授業があります。この授業ではイギリス人の先生が英語を教えてくださるので、生きたイギリス英語を文化、習慣とともに学ぶことができます。中学1年生のとき、実は私はまったく英語ができなかったのですが、ECの授業は生徒のレベルに合わせてクラスが分けられるので安心でした。

 二つ目は、なんといっても立教英国学院の生活環境です。立教英国学院は大自然の中にある寮制の学校で、友達とともにドミトリー(寮)で生活をします。親元を離れ、海外の学校に入学するということは、当時中学1年生の私にとっては不安でしたが、共に生活をする友達がいると思えば安心でした。また、友達との生活を通して自分の中の協調性が磨かれるとも思いました。

--学校での生活はいかがでしょうか。楽しい授業や活動はありますか。

今田さん:ECの授業で時々外出をして、現地の方にインタビューをしたりお話を聞いたりします。私は人に声をかけるのが得意ではなかったのですが、ECの授業で英語力が身に付くようになり、現地の方とお話しすることが自然と楽しくなりました。

 また、一学期に一度の「アウティング」では、イギリスの名所に行ったり、ミュージカルを観たりします。テニスで有名なウィンブルドン観戦にも行くことができます。

--充実した立教英国学院生活のようですね。同級生は、どのような人が多いですか。

今田さん:同級生には、日本の学校から来た生徒だけではなく、ヨーロッパをはじめ、世界中の国々から編入してきた生徒がいます。英語力もさまざまですが、共に勉強していく上で刺激になります。

 学校生活では、もちろん辛いことはありますが、私の同級生は心遣いのできる人たちで、そんなときにも相談に乗ってくれています。学校行事でも、ひとりひとりの個性的なアイデアとみんなの多様な力が合わさって、想像以上の達成感を得られることがあります。毎回、いい思い出になっていますね。

--入学の決め手となった寮生活についても教えてください。

今田さん:部屋は2人部屋からです。学期に1回、ドミトリー替えがあるので、必然的に色々な友達と親しくなれます。毎日の生活では、起床後にベッドメイクをしたり、ドミトリーの整理をしています。ドミトリーの掃除や洗濯は、専門の「クリーニングレディース」がやってくれるのですが、私たち生徒はクリーニングレディースが掃除をしやすいようにドミトリー整理に努めます。ドミトリーにはコモンルーム(談話室)があるので、放課後などに友達とおしゃべりしたり、映画を観たりできますよ。

 寮生活には生活する上でのさまざまなルールがあり、最初は少し戸惑いますが、先輩や在校生の友達が教えてくれるので大丈夫です。

--立教英国学院の生活を通し、将来の進学先はどのように考えていますか。また、どのような職業に就きたいですか。

今田さん:立教大学の国際経営学部に入りたいと思っています。なぜなら、私が立教英国学院で得た英語力を最大限に生かすことができるだけでなく、ますますグローバル化が進む日本社会においては国際規模で「経営学」を学ぶことが何よりも重要である、と思っているからです。

 それから、将来はレポーターになり、現在のトレンドや景況感を現場から報告したり、今後のトレンドになりそうなものを真っ先に取材し、多くの人にお伝えしたいです。

--ありがとうございました。

 異国の地に子どもを留学させる、ということについて興味を持つ保護者も多いだろう。同じ保護者の立場から、今田さんのお母さまに話を聞いた。

◆セキュリティに不安なし、地域社会に守られた環境

--今田さんのお話を受けて、お母さまにも話を伺いたいと思います。立教英国学院を選んだ理由を教えてください。

お母さま:一人娘ですので、海外に留学させるのは大きな決断でした。しかしながら事前に学校のことをよく調べ、また、娘も現地を見学させていただき、この学校なら大丈夫と信頼して留学させた6年間でした。

 海外となると最初は治安なども心配でしたが、英国の地元の方々に長年愛されてきた学校であることを考えると、地域社会に守られている環境だと思います。

 何か問題があれば学校長をはじめ、学外にも日本語でご相談できるご婦人をご紹介いただきましたので、ある意味、日本の学校より手厚く、安心できるように思います。学校運営は家族的で安心できる環境です。

◆娘の成長が楽しみ、若いときにできる経験を

--入学後の今田さんをご覧になっていかがでしょうか。成長を感じるのは、どのようなところでしょうか。

お母さま:休みごとに帰国しますが、その都度成長が見られるのでいつも楽しみにしています。伝統を重んじる地にある学校なので、それなりにルールも厳しいようですが、若いときにそのような環境で生活することも貴重な経験だと思います。

 自由が制限される異国の寮の中での生き方、自分の生かし方、仲間との協力の仕方など、日本の自由な高校生に比べて大変多くの学びを経験しています。それが本人の自信につながっているのは大きな成長であると思っています。

--ありがとうございました。

 まだあどけなさが残る年齢の我が子を、海の向こうに送り出すのは親として断腸の思いだろう。一人娘の宇咲さんを立教英国学院に託したお母さまの英断を、立教英国学院の教育はしっかりと受けとめ、期待以上に応えている。

 帰国のたびに感じるという宇咲さんの成長は、英国の地で過ごす寮生活の、充実した日々の証である。友達親子などと揶揄される昨今だが、海を隔て、互いに自立した関係にこそ、子は逞しく成長するのではないか。もちろんそこには、基盤となる情緒の安定が不可欠であるが、立教英国学院には家庭的なあたたかい環境が綿々と受け継がれ、生徒たちの心を支えている。

【立教英国学院 説明会情報】
 立教英国学院は今後、12月10日(土)に東京で学校説明会を行う。当日はイギリスから担当教員が来場し、スライドやビデオによる説明を行う。説明会のあとは個別相談会を実施。学校の雰囲気を知る良い機会となりそうだ。時間や会場詳細は、立教英国学院Webサイトで確認できる。

【立教英国学院 入試情報】
■中学部1年
・A日程
出願期間:2016年11月14日~11月25日(必着)
入試日 :2016年12月11日
・B日程
出願期間:2017年1月27日~2月7日(必着)
入試日 :2017年2月12日
■高等部1年
・A日程
出願期間:2016年10月31日~11月25日(必着)
入試日 :《英国受験の場合》2016年12月10日(土)・11日(日)〔校内1泊〕
     《日本受験の場合》2016年12月11日(日)
・B日程
出願期間:2017年1月27日~2月7日(必着)
入試日 :2017年2月12日

 学期ごとに途中編入も受付けている。詳細は立教英国学院Webサイトで確認のこと。
《加藤紀子》

加藤紀子

京都市出まれ。東京大学経済学部卒業。国際電信電話(現KDDI)に入社。その後、渡米。帰国後は中学受験、海外大学進学、経済産業省『未来の教室』など、教育分野を中心に様々なメディアで取材・執筆。初の自著『子育てベスト100』(ダイヤモンド社)は17万部のベストセラーに。現在はリセマムで編集長を務める。

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