東大医学部、企画展「縁の下で身体を支える腎臓」開催中

 東京大学「健康と医学の博物館」は、第11回企画展「縁の下で身体を支える腎臓―生体恒常性の不思議―」を2017年4月9日まで開催する。腎臓がもつさまざまな側面を知り、縁の下のはたらきを理解することができる。対象は小学生以上。事前予約不要。入場無料。

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 東京大学本郷キャンパスにある「健康と医学の博物館」は、第11回企画展「縁の下で身体を支える腎臓―生体恒常性の不思―」を2017年4月9日まで開催する。腎臓がもつさまざまな側面を知り、縁の下のはたらきを理解することができる。対象は小学生以上。事前予約は必要なく、無料で入場できる。

 第11回企画展「縁の下で身体を支える腎臓―生体恒常性の不思議―」のテーマは、「腎臓」。特に大切なことは“肝腎要”と言われるように、腎臓は古き時代より人にとって重要な臓器として扱われてきた。過去の知見からも、腎臓の存在や機能についてのさまざまな記述が確認できるという。東洋医学では「五臓六腑」の中に「腎臓」が含まれることからも、昔から「腎臓」が注目されていたことがわかる。第11回企画展では、腎臓の構造や機能についての概説から、慢性腎臓病を代表とする疾患、透析療法を中心としたその医療、そして東京大学で行われている研究や医療までを紹介する。

 「健康と医学の博物館」は、開館6周年を迎え、入場者数は10万人を超えたという。「健康と医学の博物館」では、「近代から現代への医学の歩み―医学部と附属病院の150年―」と題した常設展も開催している。150余年にわたる医学部・医学部付属病院の業績・歴史の中で、特筆されるものを中心に紹介し、初期の時代にドイツ人教師によってもたらされた医学書や医療器具の展示や、人工癌などの世界的な業績が紹介されている。

◆健康と医学の博物館 第11回企画展「縁の下で身体を支える腎臓―生体恒常性の不思議―」
対象:小学生以上
開催日:2017年4月9日(日)まで 
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)、年末年始2016年12月28日(水)~2017年1月4日(水)、センター試験2017年1月14日(土)・15日(日)、第2次学力試験2017年2月25日(土)・26日(日)
開館時間:10:00~17:00 ※12:00~13:00はお昼休み ※最終入場は16:30
開場:健康と医学の博物館(東京大学本郷キャンパス内)
参加費:無料
予約:不要
《池野サキ》

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