平成29年度の保育園申込み、いつから? 東京都内の募集状況(まとめ)

 東京都内では、多くの地域で平成29年度の保育園入園申込みが始まっている。保育園利用申込率は年々増加しており、待機児童問題は深刻だ。品川区などは、申込締切り前の中間集計時点で、すでに申込者数が募集数を大幅に上回っている。

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  • 待機児童数の推移(東京都)
  • 保育園利用申込率の推移(東京都)
  • 東京23区の状況
  • 世田谷区の平成29年4月入所の募集数(一部)
  • 品川区の平成29年4月入所の募集数(区立)
  • 品川区の平成29年4月入所の募集数(私立)
  • 品川区の平成29年4月入所の申込状況(区立)
 東京都内では、多くの地域で平成29年度の保育園入園申込みが始まっている。保育園利用申込率は年々増加しており、待機児童問題は深刻だ。品川区などは、申込み締切り前の中間集計時点で、すでに申込者数が募集数を大幅に上回っている。

◆待機児童ゼロ、都内は千代田区や稲城市など13自治体

 東京都が7月に発表した4月1日現在の保育サービス利用状況によると、認可保育園と認証保育園、認定こども園、家庭的保育事業などの地域型保育事業、定期利用保育事業、区市町村単独保育施策などの利用児童数合計は前年比1万4,192人増の26万1,705人。しかし、保育所等利用申込率(就学前児童人口に占める保育園利用申込者数の割合)は年々増加しており、待機児童数は前年比652人増の8,466人となった。待機児童数がもっとも多いのは「世田谷区」1,198人、ついで「江戸川区」397人、「板橋区」376人。一方、待機児童ゼロの市区町村は千代田区や稲城市など13自治体あった。

◆すでに始まっている来春申込み、方法は? 各地区の申込み状況

 認可保育園の入所は市区町村が窓口となっており、市区町村のWebサイトで定員や募集数、申込み状況を随時掲載している。認証保育園や認可外保育園は各施設で申込みを受け付けているが、施設名や所在地、連絡先、募集対象年齢、受付期間などの情報を掲載している自治体もあるので、参考にしたい。

 たとえば、世田谷区では平成29年4月入園申込者数の中間集計結果をWebサイトに掲載しており、11月22日の中間集計時点の申込み状況は、募集数4,314人に対して、第1希望申込数2,862人、全希望順位申込数がのべ1万8,643人。1次選考の締切りは11月30日であるため、申込数はこれより増えると思われる。

 また、品川区の12月1日時点の申込み状況は、区立保育園が募集数965人に対して、申込数3,942人。私立保育園が募集数1,393人に対して、申込数2,949人。締切り前であるが、すでに申込者数が募集数を大幅に上回っている。

 このほか、墨田区は公立と私立の認可保育園・幼保連携型認定こども園で計1,170人募集。新宿区や杉並区、江戸川区などの自治体も各施設の年齢ごとの募集数を掲載している。

◆入園の参考に…施設一覧や利用の際の注意ほか

 保育園入園の参考情報として、通える範囲の保育園がわかるWebサイト「東京23区保育園マップ」では、23区の待機児童数や保育園状況比較、認可保育園の空き状況、保育園空き状況マップなどを掲載。また、東京都福祉保健局のWebサイトでは、認証保育所一覧や認可外保育施設の一覧、利用する際の留意点などを掲載している。
《工藤めぐみ》

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