大阪市の学校選択制、選択理由1位は「通学しやすい」

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学校を選んだ理由
  • 学校を選んだ理由
  • 「学校を選んだ理由」の全体と学校選択制の比較(小学校)
  • 「学校を選んだ理由」の全体と学校選択制の比較(中学校)
  • 現在通っている学校
  • 「校区の学校」と回答した人の通学希望
  • やむをえず校区の学校を選択した理由
  • 学校の情報を得た方法
 大阪市は12月19日、「学校選択制実施区における保護者アンケート」の結果を公表した。学校を選択した理由は、「自宅から近く、通学しやすい」が小中学生とも最多だった。学校選択制を利用しているケースでは、学校の教育内容を重視する傾向がみられた。

 「学校選択制実施区における保護者アンケート」は、保護者の選択理由を把握し、事前の懸念事項や想定の検証を行い、制度運用の改善を図ることが目的。対象は、学校選択制を実施している区内の平成28年度市立小中学校1年生の保護者全員。4月下旬に各区役所から学校を通じて調査票を配布し、5月25日までに回収した。有効回答数は、小学校9,366人、中学校7,334人。

 「現在通っている学校」をたずねた結果は、「校区の学校」が小学校92.2%、中学校94.5%。「学校選択制による校区外の学校」が小学校5.5%、中学校4.6%。「校区の学校」と回答した人のうち、「校区外の学校を希望したが、やむをえず校区の学校を選択した」という人は小学校5.0%、中学校3.5%、「校区外の学校を希望したが、抽選などの結果、校区の学校となった」は小学校0.4%、中学校0.6%であった。

 学校を選択した理由は、「自宅から近く、通学しやすいから」が小中学校ともにもっとも多く、小学校77.4%、中学校72.0%にのぼった。このほか、「校区の学校だから」が小学校64.0%、中学校66.2%、「兄姉が通学しているから」が小学校33.8%、中学校20.4%、「友達が同じ学校へ行くから」が小学校26.5%、中学校56.4%と多かった。

 学校選択制により校区外の学区に通学しているケースに限ると、小学校では「自宅から近い」「友達が同じ学校へ行く」「学校の校内環境」「教育方針や教育内容」、中学校では「教育方針や教育内容」「学校の校内環境がよい」「やりたい部活動」が、上位となった。校区外の学校に就学しているケースの方が、より学校の教育内容や校内環境を重視している傾向がみられた。

 「校区外の学校を希望したが、やむをえず校区の学校を選択した」と回答した人にその理由をたずねた結果は、「希望する学校はあったが、通学の安全を確保することが難しいから」が小学校では44.6%と最多で、中学校でも36.7%にのぼった。「その他」との回答は中学校で52.2%を占め、小学校でも37.0%あった。「その他」の内容は、小中学校ともに「本人が校区の学校を希望した」がもっとも多かった。小学校では「弟妹も同じ学校に入学できる保障がない」、中学校では「遠距離になり通学負担が大きい」などの声があった。

 学校の情報収集を行った保護者は約8割。具体的な方法としては、「学校公開・説明会」45.1%、「学校案内」39.2%、「友人・知人に聞いた」28.2%などが多かった。「特に情報を得なかった」という回答も20.1%あった。
《奥山直美》

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