視力1.0未満、小中高で過去最多…H28年度学校保健統計調査

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平成28年度学校保健統計速報 身長の平均値の推移
  • 平成28年度学校保健統計速報 身長の平均値の推移
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  • 平成28年度学校保健統計速報 むし歯(う歯)の者の割合の推移
  • 平成28年度学校保健統計速報 裸眼視力1.0未満の者の割合の推移
  • 平成28年度学校保健統計速報 調査の概要
 文部科学省は12月22日、平成28年度学校保健統計調査(速報)の結果概要を発表した。身長の平均値は平成6~13年度以降横ばい傾向、体重は平成10~18年度以降減少傾向。むし歯は中学校および高校で過去最低、裸眼視力1.0未満の者は小中高校で過去最高となった。

 文部科学省は、学校における幼児・児童および生徒の発育および健康の状態を明らかにするため、昭和23年度から学校保健統計調査を毎年実施している。平成28年度調査の対象は、国公私立の幼稚園・幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、中等教育学校、高校の満5歳から17歳の幼児・児童および生徒の一部。学校保健安全法により実施される健康診断の結果に基づき、4月1日から6月30日にかけて発育・健康状態を調査した。

 身長の平均値の推移は、平成6~13年度あたりをピークに横ばい傾向。平成28年度における身長平均値は、8歳男は128.1cm、8歳女は127.2cm、11歳男は145.2cm、11歳女は146.8cm、14歳男は165.2cm、14歳女は156.5cm、17歳男は170.7cm、17歳女は157.8cmだった。平成28年度の身長を親の世代(30年前、昭和61年度の数値)と比較すると、もっとも差がある年齢は男子では12歳で2.5cm、女子では10歳で1.3cm高くなっている。体重の平均値推移は平成10~18年度あたりをピークに、その後減少傾向が続いている。同時に、肥満傾向時の出現率の推移も、年齢層によるばらつきはあるが、平成18年度以降おおむね減少傾向。

 疾病・以上の被患率等別状況をみると、幼稚園および小学校はむし歯(う歯)の割合が最多であるものの改善傾向が続いており、平成28年度は幼稚園35.64%、小学校48.89%だった。同時に、中学校と高校では過去最低の被患率となっている。中学校を除く各年齢層では、むし歯(う歯)についで裸眼視力1.0未満の者の割合が多い。小学校31.46%、中学校54.63%、高校65.98%と、3つの年齢層では過去最高値となった。なお、中学校における裸眼視力1.0未満の者は、むし歯(う歯)の者を抜き最多。30年前の父母世代と比較しても、全年齢層において裸眼視力1.0未満の者が増加している。

 学校保健統計調査速報の詳細や結果は、文部科学省「統計情報」内の学校保健調査項目で確認できる。確定値の公表は平成29年3月の予定。
《佐藤亜希》

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