【センター試験2017】得点調整なし、1/21・22に再試験…最終発表は2/2

 大学入試センターは1月20日、平成29年度(2017年度)大学入試センター試験において、得点調整を行わないことを決定した。「地学」は受験者数が1万人未満のため、得点調整の対象にならない。

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千葉大学西千葉地区試験場のようす
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  • 平成29年度大学入試センター試験(本試験)平均点等一覧(中間集計その2) 画像:1月20日午後5時時点
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  • 得点調整は行わない(1月20日時点の発表)
 大学入試センターは1月20日、平成29年度(2017年度)大学入試センター試験において、得点調整を行わないことを決定した。「地学」は受験者数が1万人未満のため、得点調整の対象にならない。

 得点調整は、本試験において地理歴史の「世界史B」「日本史B」「地理B」、公民の「現代社会」「倫理」「政治・経済」、理科2の各科目間で原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合に実施する措置。ただし、受験者数が1万人未満の科目は得点調整の対象とならない。

 昨年度(平成28年度)は理科2の生物と地学の間に23.66点の得点差があるものの、地学の受験者数が886人で1万人未満のため、得点調整の対象とはならなかった。また、新旧過程の移行期であった平成27年度は理科2で得点調整が行われ、「生物」で8点が追加された。

 18日の第一報に続き、20日に発表された平成29年度の平均点(中間集計)によると、地理歴史では「世界史B」65.44点と「日本史B」59.28の間に6.16点、公民では「政治・経済」63.01点と「倫理」54.65点の間に8.36点、理科2では「生物」68.95点と「化学」51.95点の間に17.00点の差があったが、いずれも20点以上の開きはなかった。よって、得点調整は実施しない。

 センター試験は今後、明日1月21・22日に東京芸術大学と京都大学で追試験・再試験を実施予定。2月2日には平均点や受験者数などの最終発表を行う。成績通知書の送付は4月16日以降。
《佐藤亜希》

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