【読者プレゼント】福澤諭吉「童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳」<応募締切2/17>

 KADOKAWAは、福澤諭吉の著作「童蒙をしへ草(どうもうおしえぐさ)」と「ひゞのをしへ」を1冊にし、100年以上読み継がれてきた普及の名作を、初の文庫版「童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳」(角川ソフィア文庫)として出版した。

教育・受験 保護者
 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」、慶應義塾大学の祖、1万円札にも描かれる偉人―。中学受験生はもちろん、保護者にも馴染み深い福澤諭吉だが、代表作「学問のすゝめ」以外の著作に手を伸ばしたことがある読者は少ないのではないだろうか。

 KADOKAWAは、福澤諭吉の著作「童蒙をしへ草(どうもうおしえぐさ)」と「ひゞのをしへ」を1冊にし、100年以上読み継がれてきた普及の名作を、文庫版「童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳」(角川ソフィア文庫)として出版した。

 「童蒙をしへ草」は、イソップ物語や西洋の処世論、道徳的な物語を集めたイギリスの「The Moral Class-book(モラル・クラス・ブック)」という本を、日本語に訳し明治5年(1872年)に紹介した書。訳・解説を務めた慶應義塾福澤研究センター顧問の岩崎弘氏によると、当時は「修身」という、現代では「道徳」にあたる本として多くの小学校で読まれていたという。「生き物を大切に」「家族を大切に」「威張ったり、うぬぼれたりしないこと」など、命の大切さ、チャレンジ精神、品格や人への心遣いなどについて、全29章にわたり子どもに語りかけるように教えている。

 「ひゞのをしへ」は、福澤自身が2人の息子、一太郎8歳と捨次郎6歳のために、毎日半紙1枚ずつ書き付けたという教訓集。しつけを中心として、子どもたちが家庭から学ぶべき約束事や常識がまとめられている。教訓はどれも「本を読む」「ひどいことをしない」「体と衣類を清潔に」など、まだ小さな子どもにも読み聞かせたい内容が満載だ。

 KADOKAWAによる「童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳」は、巻末に「童蒙をしへ草」に登場するおもな国名、地名、人名などをまとめた「さくいん」を収録。各々に解説が付記されており、初めて福澤の著作に触れる読者にも親切な設計とした。

 今読んでもなお色褪せない内容からは、先駆的な考えと人格で時代を開いた福澤その人自身が読み取れるようだ。岩崎氏による平易な訳文に誘われ、親子一緒に名“徳育”本に触れてみてはいかがだろうか。

◆角川ソフィア文庫「童蒙おしえ草 ひびのおしえ 現代語訳」
著:福澤諭吉
解説・現代語訳:岩崎弘
出版社:KADOKAWA
文庫:448ページ
価格:1,080円(税別)
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