大学2年生の約半数が就活を意識、メインツールはスマホ

 アンケートアプリ「TesTee(テスティー)」を運営するテスティーが現役大学生を対象に行った「就活に関するアンケート」によると、大学2年生の約半数が就活を意識していることが明らかになった。また、就活のメインツールはスマートフォン。SNSも活用されていた。

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現在、就職活動をしているか(TesTee調べ)
  • 現在、就職活動をしているか(TesTee調べ)
  • (左)就職活動のメインツール/(右)どのSNSを利用したか(TesTee調べ)
  • (左)就活で1番お金がかかったもの/(右)内定社数(TesTee調べ)
 アンケートアプリ「TesTee(テスティー)」を運営するテスティーが現役大学生を対象に行った「就活に関するアンケート」によると、大学2年生の約半数が就活を意識していることが明らかになった。また、就活のメインツールはスマートフォン。SNSも活用されていた。

 アンケートは、アンケートアプリ「TesTee」を使って現役大学生男女を対象に実施。1年生152人、2年生151人、3年生190人、4年生151人、計644人より回答を得た。調査期間は2月8日から10日。

 大学2年生の47.6%、大学1年生でも28.3%がすでに「就活に参加」もしくは「就活準備を始めている」と回答し、多くの学生が早期に就活を意識していることがわかった。2016年卒の就活では採用選考の開始が大学4年の8月へ後ろ倒しに、2017年卒の就活では採用選考の開始が6月へ前倒しになるなど、度重なる方針変更が行われたことにより企業や就活生に混乱が生じているようだ。また、大学1・2年生向けにインターンを募集する企業が出てきていることも一因だという。

 就活のメインツールは「スマートフォン」と大学3年生の71.4%、大学4年生の65.5%が回答。いずれも「パソコン」を上回った。また、就活経験者の3人に1人が就活時にSNSを利用。利用されたSNSは、1位「Twitter」62.8%、2位「LINE」33.3%、3位「Facebook」19.2%だった。SNSは、「企業研究」や「連絡系」「マナーや日程の確認」「ほかの人を参考にする」ことに利用されている。

 就職活動で1番お金がかかったものは、大学3年生では「スーツなどの服飾品」45.0%、大学4年生では「交通費」55.2%が最多だった。都市部以外のところに住んでいる学生は、面接会場に行くのに1泊しなければならない場合もあるため、中には金銭的な理由から都市部での就職を諦める学生もいるという。

 また、大学4年生で内定をもらっている学生の内定者数は、「1社」が75.3%ともっとも多く、「2~3社」15.3%、「4~5社」8.2%、「6社以上」1.2%と続いた。
《外岡紘代》

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