【大学受験2017】早慶の入試問題に不備、青学・明大・同志社でも判明

 私立大学の一般入試が実施される中、各大学は判明した入試問題の不備などについて、Webサイトに情報を公開している。早稲田大学、慶應義塾大学のほか、青山学院大学、明治大学、同志社大学でも不備が判明し、不備の内容と対応とともに受験生に向けてお詫びを掲載している。

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 私立大学の一般入試が実施される中、各大学は判明した入試問題の不備などについて、Webサイトに情報を公開している。早稲田大学、慶應義塾大学のほか、青山学院大学、明治大学、同志社大学でも不備が判明し、不備の内容と対応とともに受験生に向けてお詫びを掲載している。

 早稲田大学は、2月13日に国際教養学部一般入学試験の「世界史」大設問III問4(問題冊子6ページ)に、設問に対する適切な解答がなかった。そのため、解答の有無・内容にかかわらず、受験生全員に得点を与える。また、2月16日に実施した基幹・創造・先進理工学部一般入学試験の「物理」大設問I問7(問題冊子「物理・化学」4ページ)に、選択肢に正解として扱うことができるものが複数あったため、いずれを選択しても得点を与える措置をとる。

 慶應義塾大学は、2月16日に実施した法学部の一般入学試験「地理歴史(日本史)」の問題IIIにおいて、語群の中に設問3の「69」「70」に適する語句がなかった。当該箇所については「地理歴史(日本史)」を選択した受験生全員が正解を解答したものとして加点する。2月18日実施の環境情報学部の一般入学試験「数学または情報」「数学および外国語」のうち「数学」にて、設問の説明が一部不十分だったことが判明。「数学」の科目を選択した受験生全員に加点する対応をとっており、当該箇所は「数学または情報」の解答欄「3」~「14」、「数学および外国語」の解答欄「63」~「74」。

 青山学院大学では、2月15日に実施した一般入学試験(個別学部日程)経営学部A方式における試験科目「日本史」の問題IIA問10の解答番号25について、選択肢に正解がなかったことがわかり、日本史を選択した受験者全員を正解とした。問題III【文章1】5行目にも問題文に誤りがあったが、解答には影響しないため、特別な措置は行わないとした。

 明治大学は、2月16日に実施した商学部一般選抜入学試験の「世界史B」「数学」において、問題に不備が判明。「世界史B」では、問題冊子2ページ大問Iの問題本文にて、「南海寄帰内法伝」と表記するべきところを「南海奇帰内法伝」と誤記していた。「数学」に関しては、問題冊子1ページ設問Iにおいて、出題範囲から逸脱した内容があったという。いずれも当該設問について、全員正解とする。

 2月17日実施の総合数理学部一般選抜入学試験の「英語」では、問題冊子の2ページの大問I本文の下から6行目において「formal than a suit」とするべきところを「casual than a suit」と、問題冊子17ページの大問IV問題1(5)の問題文において「(J) “So I trust we’re not lost now.”」とするべきところを「(J) “So I trust that we’re not lost.”」とする誤記があった。いずれも解答には影響しないので、特段の措置は講じないとしている。

 同志社大学では、2月9日に実施した神学部、商学部、心理学部、グローバル地域文化学部の一般選抜入学試験「日本史」大問Iの設問A(問題冊子3ページ)において、出題ミスが発生。各設問に漢字で答えさせる問題のうち、下線部hの正答に一部ひらがなが含まれていた。正答を導き出せない受験生が発生した可能性を考慮し、当該箇所については、日本史受験者1,723人全員正解とした。
《黄金崎綾乃》

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