【高校受験2017】都立高校入試で問題配布漏れ…西高、府中高など3校

 東京都教育委員会は2月24日、平成29年度(2017年度)都立高校入学者選抜学力検査において、英語のリスニングテストでの問題配布漏れなどがあったことを発表。西高校、府中高校など3校が該当し、都教委Webサイトにて採点上の対応をまとめている。

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平成29年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査における採点上の対応について
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 東京都教育委員会は2月24日、平成29年度(2017年度)都立高校入学者選抜学力検査において、英語のリスニングテストでの問題配布漏れなどがあったことを発表。西高校、府中高校など3校が該当し、都教委Webサイトにて採点上の対応をまとめている。

 西高校(杉並区)では、英語学力検査のリスニング問題において、問題A(対話文1)開始時に問題冊子の配布漏れが判明。13会場ある検査会場のうち1会場(男子受検者会場)で1人の受検者に対する配布漏れだったが、正しく本部に伝わらず、当該会場すべての受検生に配られていないと認識されたため、当該会場でのリスニングテストは中止されたという。

 男女別に選考を実施していることから、男子受検生のみ全員に一律20点を加点する対応をとる。西高校の募集人員は男子132人、女子121人で、受検人員は男子225人、女子183人だった。

 府中高校(府中市)では、英語リスニングテストにおいて、問題A(対話文2)の1回目の放送中に、対話文の一部に音飛びが発生。2回目は問題なく流れたが、当該問題の放送を2回聞いて解答することができなかった。そのため問題A(対話文2)については、全員に一律4点を加点する。府中高校の募集人員は男子116人、女子106人で、受検人員は男子204人、女子は165人だった。

 また、総合工科高校(世田谷区)の国語学力検査にて、外国籍の生徒に対する特別措置を申請した受検生へのルビ付き問題の配布漏れがあった。検査開始後に判明し、検査途中から配布を行っている
。当該問題の検査結果とほかのルビ付き問題による学力検査との結果に乖離があった場合には、当該教科の学力検査得点を補正し対応。受検生に不利にならないようにする。

 都立高校(全日制)の合格発表は3月2日、入学手続きは3月2日と3日となっている。
《黄金崎綾乃》

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