「あきらめずに進学を」松野文科相、子どもたちへメッセージ

 松野文部科学大臣は3月31日、新学期を迎える生徒や保護者、すべての学校関係者に向けた奨学金制度の充実に関するメッセージを発表した。中学生・高校生に向け、奨学金制度を活用し「あきらめずに進学を実現してほしい」と語りかけた。

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  • 松野博一文部科学大臣による、学校関係者に向けたメッセージ
 松野文部科学大臣は3月31日、新学期を迎える生徒や保護者、すべての学校関係者に向けた奨学金制度の充実に関するメッセージを発表した。大学や専門学校への進学を希望する中学生・高校生に向け、奨学金制度を活用し「あきらめずに進学を実現してほしい」と語りかけた。

 日本学生支援機構法が改正されたことにより、平成29年度の奨学金制度に返還不要の給付型奨学金制度が創設された。経済的に特に厳しい状況にある住民税非課税世帯の子どもを対象に、月額2~4万円を給付する制度。

 松野文部科学大臣は、新学期を迎える生徒とその保護者に向け、「高校3年生の春にこの奨学金の申込を受け付けます。高校3年生の皆さんは、先生や保護者の方とも相談し、内容をよく理解した上で、希望する場合は奨学金を申し込んでください。」と、奨学金という選択肢を提示。高校1・2年生および中学生には、「進学を目指して頑張る人をサポートするこうした制度があることを知ってもらい、勉学に取り組む励みにしてほしいと思います。」と述べた。

 学校関係者に向けては、給付型奨学金制度の創設に関する支援や協力に感謝の意を表し、「低所得世帯の子供たちの進学については、その保護者に対する啓発が重要となります。進学を希望する生徒にとっては、大学や専門学校での教育を受けることが子供たちの将来の可能性を広げ、その後の人生を豊かにすることにつながることについて、様々な機会を通じて保護者への説明に努めていただくようお願いいたします。」と呼びかけた。

 全文は文部科学省Webサイト内「奨学金制度の充実に関する松野文部科学大臣からのメッセージ」で閲覧できる。
《佐藤亜希》

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