横浜市「学校生活あんしんダイヤル」5/9開設、学校経由なしでいじめ相談

 横浜市は5月9日、新たな学校外の相談窓口として「学校生活あんしんダイヤル」を開設する。社会福祉の専門職であるスクールソーシャルワーカーが、横浜市内の学校に通う児童生徒やその保護者からの電話に直接対応する。電話番号は「045-663-1370」。

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 横浜市は5月9日、新たな学校外の相談窓口として「学校生活あんしんダイヤル」を開設する。社会福祉の専門職であるスクールソーシャルワーカーが、横浜市内の学校に通う児童生徒やその保護者からの電話に直接対応する。電話番号は「045-663-1370」。

 「学校生活あんしんダイヤル」の開設は、「いじめ重大事態に関する再発防止検討委員会報告書 」を受けたもの。いじめの重大事態などについて、学校に相談しても解決しない場合やいじめの調査の対応がされない場合に対応するため、学校を経由しないで申し立てを行うことができる専用窓口となっている。

 電話には、社会福祉の専門職であるスクールソーシャルワーカーが直接対応。いじめの申し立てのほかに、いじめや不登校の背景にある学校生活での困りごとの相談も受け付ける。相談窓口では、相談者の話を聞きながら、困りごとや困難を生み出しているものを探り、相談者がどうしたいのかを中心に解決するプランを一緒に考える。また、そのプランを相談者とともに実行していく。

 電話相談の対象は、横浜市立の小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校に通う児童生徒とその保護者。電話相談実施日は火曜日~金曜日、受付時間は午前9時から正午までと午後1時から4時まで。年末年始、相談員の合同研修日などにより、相談を休む場合もある。

 横浜市教育委員会では、いじめなどに関する悩みの相談窓口として「いじめ110番」(0120-671-388)も設けている。そのほか、文部科学省の「24時間子どもSOSダイヤル」や法務省・法務局の「子どもの人権110番」、横浜市区役所の「区役所こども家庭支援相談」など、さまざまな機関が相談窓口を設置している。子ども自身や保護者が抱える不安や問題の早期解決に活用してはいかがだろうか。
《黄金崎綾乃》

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