将来、子どもに就いてほしい仕事について、4割以上の母親が高い技術を持った専門職に就いてほしいと考えていることが、学研ホールディングスが運営するプログラミング教室「Gakken Tech Program」のアンケート調査からわかった。また、8割近くが「ITやプログラミングに関する知識が必要」と答えている。 「子どもに就いてほしい仕事」に関するアンケートは、学研プラスが運営する小・中学生向けプログラミングスクール「Gakken Tech Program」が5月24日に実施。全国の子どもを持つ30代~40代の女性211人を対象に、インターネット調査にて回答を得た。 将来、子どもに就いてほしい業種では、3割以上が「特にない」と回答し、もっとも多い結果に。回答があった業種では、「医療・福祉」「公的機関」「学術研究・技術」「官公庁」「メーカー」「商社」の順となっている。将来、就いてほしい職業で1位となったのは、「専門職(士師業以外の専門職・高い技術が必要な職業)」がもっとも多く、その後は「教員・公務員」「大企業の社員」「弁護士・医師などの士師業」が続いた。 子どもと仕事について話し合ったことがあるかを尋ねると、11.4%が「よく話している」、39.8%が「何度か話したことがある」と回答。4.3%だが「話をしており、実現するために取り組んでいる」という家庭もあった。「ほとんど話していない」は24.6%、「1度も話していない」は19.0%となっており、なんらかの形で話し合ったことがある家庭の方が多い。 また、アンケートでは、2020年から小学校でのプログラミング教育必修化が検討されていることを受け、ITやプログラミングの知識は将来必要だと思うかを質問。「とても必要だと思う」17.1%、「それなりに必要だと思う」61.6%と、8割近くの母親がプログラミング教育の必要性を感じていた。また、夏休みに多数開催される小・中学生向けのプログラミングワークショップについて、28.4%の母親が「知らなかったが、参加してみたい」と答えている。 「Gakken Tech Program」では、6月17日・18日に「Minecraft(マインクラフト)」を使ったプログラミングキャンプを三省堂書店池袋本店にて開催する。対象は小学1年生から中学生まで、参加費は1万5,000円(税込)。定員は両日30名(先着順)、イベントの詳細はWebサイトから確認できる。