ロイロと神奈川県教委が共同研究…県立横須賀高校で10/6公開授業

 LoiLo(ロイロ)は平成28年10月に神奈川県教育委員会と協定を締結し、4月より課題解決型学習(PBL)の共同研究を行っている。この共同研究の成果発表として、10月6日に県立横須賀高校で公開授業を実施する。

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課題解決型学習(PBL)横須賀高校公開授業
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  • 授業のようす
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 LoiLo(ロイロ)は平成28年10月に神奈川県教育委員会と協定を締結し、4月より課題解決型学習(PBL)の共同研究を行っている。この共同研究の成果発表として、10月6日に県立横須賀高校で公開授業を実施する。

 ロイロが提供するロイロノート・スクールは、タブレット向け授業支援アプリ。簡単に自分の思考をまとめ、発表することができ、生徒が自ら考えて表現する機会を増やすことが可能。また、先生の授業アイディアを実現することもできる。

 課題解決型学習(PBL)の共同研究は、PBLから従来の教科教育につながるカリキュラムを作成し、生徒たちの学ぶ意欲を高め続ける方法論を確立するのが目的。これを実現するためにロイロノート・スクールが持つ「学びを蓄積して再構築する機能」を活用していくという。

 共同研究はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)認定校の県立横須賀高校で実施する。ロイロは授業で使用するタブレットの貸与をはじめ、ロイロノート・スクールの導入、機能の追加、授業へのアドバイスなど全面的な支援を行う。

 公開授業は、10月6日に県立横須賀高校で行う。参加申込みはWebサイトより受け付ける。ただし、神奈川県立高校の教職員向けには、横須賀高校から案内があるので、案内に従って申し込む。なお、学校の先生や塾の先生を対象としており、一般の人は参加できない。

 神奈川県教育委員会は、「横須賀高等学校は、平成28年度より文部科学省からSSHの指定、神奈川県教育委員会から理数教育推進校の指定を受けています。同校ではプリンキピアというPBLを主体とした学校設定科目を設置し、ロイロノート・スクールを活用して主体的、協同的に探究する学びに取り組んでいます。PBLは、生徒がこれからの時代を『生きる力』を育むうえで有効です。神奈川県においても、SSHや理数教育推進校を中心に授業に取り入れています」とコメント。

 神奈川県立横須賀高校の九石校長先生は、「平成28年にSSHに指定された神奈川県立横須賀高校では、『科学リテラシーと国際性の育成』をねらいとして、全教科の授業で論理的思考力の育成をめざし授業改善を行っています。SSHの課題研究では教科学習における基礎的な知識・技能を活用することで思考力を深め、かつ課題研究に必要な知識を自ら先取りして獲得していくといった『知の循環』を活性化したいと考えています。情報収集、比較・対照、因果関係、論理構成などの思考スキルは、次期学習指導要領や大学入学者選抜入試改革でもいっそう重視されることから、このような学習活動に有効な学習ツールとしてロイロノート・スクールの活用研究を始めました。進路指導・学習指導としての未来志向の取組みはスタートしたばかりですが、ご覧いただき情報交換をしていただければ幸いです」とコメントしている。

◆課題解決型学習(PBL)横須賀高校公開授業
日時:2017年10月6日(金)午後
会場: 神奈川県立横須賀高校(神奈川県横須賀市公郷町3丁目109)
対象:学校の先生や塾の先生
参加費:無料
申込方法:Webサイトより申し込む。神奈川県立高校の教職員向けには、横須賀高校から案内があるので、案内に従って申し込む
《工藤めぐみ》

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