月3万円を4年間、ローソン「ひとり親家庭支援奨学金制度」

 ローソンは6月28日、ひとり親家庭で就学が困難な生徒の夢を応援する「ひとり親家庭支援奨学金制度」を設立し、7月1日より店頭募金の「『マチの幸せ』募金」で受付を開始すると発表した。奨学生の募集は7月中旬以降に開始する。

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 ローソンは6月28日、ひとり親家庭で就学が困難な生徒の夢を応援する「ひとり親家庭支援奨学金制度」を設立し、7月1日より店頭募金の「『マチの幸せ』募金」で受付を開始すると発表した。奨学生の募集は7月中旬以降に開始する。

 ローソンの店頭募金「『マチの幸せ』募金」では、「私たちは『みんなと暮らすマチ』を幸せにします」という企業理念のもと、緑化事業を支援する「ローソン緑の募金」、子どもたちへの支援を行う「夢を応援基金」「TOMODACHI募金」を実施している。

 2011年に創設された「夢を応援基金」では、東日本大震災で被災した東北3県(岩手・宮城・福島)の生徒約1,000名をサポートしている。このうち、2017年3月末時点で約880名が卒業し、基金の目的達成の目途が立ったことから、新たに「ひとり親家庭支援奨学金制度」を設立することになった。なお、「夢を応援基金」は2019年3月まで継続される。

 「ひとり親家庭支援奨学金制度」は、日本全国の中学3年生、もしくは高校・高等専門学校・専修学校高等課程・特別支援学校(高等部)1~3年生を対象とした返還不要の奨学金制度。各学年100名、合計400名を募集予定で、1人につき月額3万円を最長4年間支給する。

 応募資格は、「ひとり親(母子等)家庭の生徒で就学が経済的に困難な生徒」「夢を実現するための意欲があり、社会への貢献を希望する生徒」など4つ。募集は7月中旬以降に行われ、応募には全母子協加盟の各都道府県・指定都市・中核市の地方母子団体への問合せが必要。福島県と高知県在住者は、全母子協へ問い合わせる。各地方団体の連絡先は、全国母子寡婦福祉団体協議会のWebサイトより確認できる。

◆ひとり親家庭支援奨学金制度
対象者:日本全国47都道府県に在住し、下記のどちらかに当てはまる生徒
・中学3年生
・高校、高等専門学校、専修学校高等課程、特別支援学校(高等部)1~3年生
奨学金:1人につき月額3万円を最長4年間給付(返還不要)
支援人数:各学年100名、合計400名(予定)
※次年度以降、卒業生数に合わせ追加募集を予定
運営団体(寄付先):全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)
応募資格:下記のすべての条件を満たす生徒
・ひとり親(母子等)家庭の生徒で就学が経済的に困難な生徒
・夢を実現するための意欲があり、社会への貢献を希望する生徒
・全母子協の加盟団体の会員、および入会を希望する方の子ども(生徒)
・全母子協加盟団体代表者などの推薦を受けられる就学中の生徒
募集:2017年7月中旬以降
応募の流れ:全母子協加盟の各都道府県・指定都市・中核市の地方母子団体へ問い合わせる。福島県と高知県在住者は、全母子協へ問い合わせる
《外岡紘代》

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