子どもの留守番、働く母親7割以上は「屋内熱中症」が心配

 子どもだけでの留守番や行動が増える夏休み、7割以上の働く母親が子どもの「屋内熱中症」を心配していることがKDDIの調査より明らかになった。子どもが屋内熱中症にかかったことがある母親は約4割、発生場所は「寝室」、発生時間帯は「午後1時~午後3時」が最多であった。

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子どもの屋内熱中症を心配しているか
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  • 屋内熱中症について知っていること
  • 子どもが屋内熱中症にかかったことがあるか
  • 屋内熱中症の発生場所
  • 屋内熱中症の発生時間帯
  • 子どもの屋内熱中症を心配しているか(年代別)
  • 子どもの体調や安否が業務に影響を与えるか
 子どもだけでの留守番や行動が増える夏休み、7割以上の働く母親が子どもの「屋内熱中症」を心配していることがKDDIの調査より明らかになった。子どもが屋内熱中症にかかったことがある母親は約4割、発生場所は「寝室」、発生時間帯は「午後1時~午後3時」が最多であった。

 KDDIが実施した「保護者不在時の自宅における子どもの屋内熱中症に関する意識調査」は、熱中症を発症したことのある小学生から高校生の子どもと同居する自宅外で就業している全国の母親を対象に実施したもの。有効サンプル数は300名、調査期間は7月7日~11日。

 屋内熱中症という言葉を「知っている」母親は95.7%。屋内熱中症について知っていることは、「気温・湿度が高いとかかりやすい」が75.3%ともっとも多く、ついで「めまいや吐き気がする」67.2%、「頭痛を伴う」63.1%など。具体的な発生場所や内容についての認知度は3~4割程度であった。

 子どもが屋内熱中症に「かかったことがある」のは41.3%。発生場所は「寝室」21.0%、「バスルーム」19.4%、「直射日光の差し込むリビング」17.7%の順。発生時間帯は「午後1時~午後3時」33.1%、「午前中(午前12時台まで)」20.2%、「午後3時~午後5時」18.5%の順に多かった。

 外出時の子どもの屋内熱中症について、「心配している」と72.7%が回答。このうち、そのことが仕事に「とても影響する」42.7%、「影響する」39.9%と、子どもの体調や安否が業務に影響を与えると回答した母親は8割以上にのぼる。

 また、保護者不在時における屋内熱中症以外の心配事は、「不審者が現れないか」58.3%、「子どもの学習状況」56.3%、「地震などの災害が発生した際の安否状況」48.0%など。98%の母親が何らかの心配事を抱えており、特に、小学1・2年生の母親は「不審者が現れないか」「ガス・電気などの消し忘れがないか」を心配する回答が多かった。また、ペットの屋内熱中症を心配する回答も4割以上あった。

 勤務中などの外出時に自宅内のようすがスマートフォンで確認できるサービスについて、「子どもに利用したい」は71.7%、「ペットに利用したい」は60.3%。子どもの学年別に見ると、低年齢児童の母親のニーズが高いことがわかった。
《外岡紘代》

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