2018年卒学生の内々定率は9割超、理系で93.3%

 2018年卒学生の内々定率は93.3%にのぼり、ほぼすべての地域、大学群で内々定率が9割を突破したことが、学情が7月17日より22日までに実施した調査結果より明らかになった。

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 2018年卒学生の内々定率は、ほぼすべての地域・大学群で内々定率が9割を突破したことが、学情が7月17日~22日に実施した調査結果より明らかになった。前年(2016年)同時期より5~10%ほど高い水準で内々定出しが進んでいるという。

 就職活動・内々定に関する調査は、各大学の就職希望学生310名へ電話でのリサーチを実施。架電対象となる学生は就職希望登録者リストから無作為に選択した。調査時期は7月17日~7月22日。

 理系の内々定率は93.3%と前年(2016年)同時期より8.6ポイント高く、7月3日~8日に実施した前回調査時よりも3.1ポイント上昇。「入社意志あり」と回答した割合は76.4%にのぼる。しかし、活動率は32.8%と依然として3割を超え、諦めずに就職活動を続けている学生の姿勢が垣間見える結果となった。

 理系の内訳をみると、国公立理系は内々定率が93.0%、活動率が42.8%、私立理系は内々定率が93.4%、活動率が28.5%だった。

 一方、国公立文系は内々定率が91.5%、活動率が28.9%、私立文系は内々定率が91.6%、活動率が24.3%。文系よりも理系の内々定率が高く、活動率も理系のほうが高かった。

 また、地域別にみると、ほぼすべての地域、大学群で内々定率が9割を突破。「入社意志あり」と答えた学生も前回調査より増加しており、夏休みを機に学生の意思決定が進んでいるようだ。
《工藤めぐみ》

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