「バスタ新宿」地域別利用者数1位は甲信方面

 国土交通省は9月1日、開業1年後の「バスタ新宿」の利用状況を公開。累計利用者は1,000万人を突破し、1日の平均利用者数は2.8万人だった。トイレやベンチの増設など、待合環境の改善を進め、今後さらに利便性を向上させる目的。

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国土交通省「地域別利用者数」
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 国土交通省は9月1日、開業1年後の「バスタ新宿」の利用状況を公開。累計利用者は1,000万人を突破し、1日の平均利用者数は2.8万人だった。トイレやベンチの増設などに続き待合環境の改善を進め、今後さらに利便性を向上させる予定。

 平成28年4月4日から平成29年5月31日までにおける地域別利用者数は、甲信方面が473.4万人で最多。山梨・長野が23.5%、河口湖や富士山五合目、箱根、御殿場を含む富士山方面が16.5%と、全体の40.0%を占めた。関東は13.3%、中部は11.6%。

 調査結果から、国土交通省はバスタ新宿前の国道20号の渋滞・事故状況や新宿駅西口周辺の高速バス路上待機状況の改善を課題とし、継続して利便性の向上と周辺交通の改善に努めるとしている。バスタ新宿に関する調査結果は、国土交通省のWebサイトで確認できる。

 なお、東京国道事務所が5月に行った高速バス利用者アンケート結果によると、有効サンプル418人のうち1割が平日の利用目的として「就職活動」をあげた。都内から遠方の大学に通う学生にとって、就活にかかる諸費用の工面は重要な課題。同じく東京国道事務所が6月7日に行った利用者インタビューでは、上京する回数が多いため高速バスを利用して交通費を節約している、という学生意見があったという。
《佐藤亜希》

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