子どもの習い事費用は4割以上が増加、財源は「母親の我慢」

 リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ケイコとマナブ.net」は、子どもの習い事のアンケート結果を発表。「今、習っている習い事」は水泳、「今後、習わせたい習い事」は英語・英会話が1位となった。水泳は4年連続、英語・英会話は3年連続の1位となる。

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 リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ケイコとマナブ.net」は、子どもの習い事についてのアンケート結果を発表。「今、習っている習い事」は「水泳」、「今後、習わせたい習い事」は「英語・英会話」が1位となった。水泳は4年連続、英語・英会話は3年連続の1位となる。

 アンケートの対象は、マクロミルの登録モニターで、習い事をしている小学生以下の第1子を持つ全国の女性927人。9月8日~11日の期間でインターネットによる調査を実施した。

 「今、習っている習い事」のアンケート結果は前年と同様で、1位が「水泳」40.8%、2位が「英語・英会話」27.7%、3位が「ピアノ」20.3%。水泳を習う理由は、「心肺機能の強化」「体力づくり」のほか「小学校で熱心に教えてくれない」などがあげられている。

 習い事は年齢帯によって変化があり、未就学児では「体操」「リトミック」などの体を動かす習い事が上位にランクイン。小学校以上になると「書道」「学習塾・幼児教室」「そろばん」などの学習系の習い事が上位になっている。

 「今後、習わせたい習い事ランキング」は、1位は「英語・英会話」、2位は「水泳」、3位は「書道」で、こちらも前年と同様の結果となった。そのほか、「パソコン関連」を実際に習っている子どもはまだ多くはないが、小学校でのパソコン学習の広がりに伴い、「今、習っている習い事」での順位の上昇が予想されるという。

 習い事費用については、4割以上の家庭が「昨年より増加」で、「昨年より減少」は5%未満の回答だった。子ども1人あたりの月額費用は、全国平均は1万3,091円だが、首都圏の月額平均は1万6,007円。習い事の数の平均は、全国では1.92だが、首都圏は2.04。習い事費用には、用具や衣装、検定料や発表会の参加費用など、さまざまな不定期の費用もかかってくる。そのため習い事費用について、「家計の負担感」も増加傾向となり、外食費や、母親の小遣い、被服費、美容費といった「母親の我慢」によって調整されている。

 そのほかの習い事として、スポーツで名前が出ている種目は、「柔道」「陸上」「バドミントン」「卓球」「キックボクシング」「少林寺拳法」「トランポリン」「器械体操」「スカッシュ」「バレーボール」「スケート」「フットサル」などがあった。
《神山千寿子》

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