【大学受験2018】早稲田大、給付型奨学金対象を首都圏にも拡充

 早稲田大学は11月2日、2018年度から首都圏高校出身者向けの予約型奨学金を新設することを発表した。あわせて、これまでの「めざせ!都の西北奨学金」の対象入試形態をAO・推薦入試にも適応させ、利用機会の拡大をはかる。

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  • 早稲田大学 ニュース2018年度より首都圏の高校出身者向け予約型奨学金を新設さらに「めざせ!都の西北奨学金」の対象入試形態を拡大! ※画像は画面の一部
 早稲田大学は11月2日、2018年度から首都圏高校出身者向けの予約型奨学金を新設することを発表した。あわせて、これまでの「めざせ!都の西北奨学金」の対象入試形態をAO・推薦入試にも適応させ、利用機会の拡大をはかる。いずれの奨学金も、対象はおもに2017年度に高校3年生で、2018年度(平成30年度)入学試験の受験者。

 早稲田大学では、2009年度より首都圏以外の高校出身者向けに予約採用型奨学金「めざせ!都の西北奨学金」を設立し、これまで採用候補者の増員、奨学金額の増額などの改革を行ってきた。およそ100ある大学独自の奨学金はすべて返済不要の給付型奨学金である。

 2018年度からは、さらに多くの利用機会を創出するため、入学後に申請し、採用された場合に支給される同大学の代表的な奨学金制度「小野梓記念奨学金」の対象者拡大を決定。東京・神奈川・埼玉・千葉の高校出身者向け予約型奨学金を創設することとした。対象者の拡大により、首都圏の受験生にも入学前に採用を約束する奨学金が実現する。

 2018年度からの「小野梓記念奨学金」は、出身高校所在地が首都圏にあり、一般入試・センター利用入試、指定校推薦入試、新思考入試、自己推薦入試、スポーツ推薦入試およびAO入試を受験する者が対象。父母の「最新の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した金額が給与・年金収入金額(控除前)で400万円未満、事業所得金額などが175万円未満の者を対象とする。奨学金額は年額40万円。4年間継続支給され、各学年で家計状況、学業成績による継続審査を行う。

 さらに、「めざせ!都の西北奨学金」は、2018年度から自己推薦入試、スポーツ推薦入試およびAO入試の受験生も対象とすることを決定。首都圏以外の高校出身者からのさらなる利用拡大が期待できる。採用者は、半期(春学期)分授業料相当額が入学時納入金から免除される。支給対象は全学部の1~4年生。ただし、予約採用型奨学金のため、採用は1年生時点で行う。採用候補者の募集人数は約1,200名。

 奨学金に関する詳細や募集要項、申請書類は、早稲田大学のWebサイトで公開されている。
《編集部》

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