ママがよく使うLINE機能、40代8割が「スタンプ」利用…20代以下と差

 インターネット広告やメディア運営事業を手がけるインタースペースは、ママのLINE利用に関する実態調査を実施した。LINEを利用しているママたちがよく使っている機能は、「トーク」「スタンプ」「無料通話」だった。

デジタル生活 保護者
普段、LINEで利用している機能
  • 普段、LINEで利用している機能
  • 「トーク」でやり取りしている相手
  • 「トーク」でやり取りしている相手(本人年齢・同居子ども年齢別)
  • パパと「トーク」でやり取りする内容
  • パパのLINEをこっそりチェックしたことがあるか
  • ママ友やママ友グループとやり取りする内容
  • 今のプロフィール画像
  • LINEについて、感じていること
 インターネット広告やメディア運営事業を手がけるインタースペースは、ママのLINE利用に関する実態調査を実施した。LINEを利用しているママたちがよく使っている機能は、「トーク」「スタンプ」「無料通話」だった。

 ママのLINE利用に関する実態調査は、インタースペースが運営するママ向け情報Webサイト「ママスタジアム」にて、LINEを使用している子育て中のママスタジアムユーザーを対象に実施したもの。20代以下120名、30代315名、40代以上79名、計514名より回答を得た。調査時期は2017年10月5日~16日。

 LINEに登録されている「友だち」は平均122.4人。20代以下は平均134.5人、30代は平均123.7人、40代以上は平均99.1人だった。このうち、「普段からよくやり取りする友だち」は平均11.0人。20代以下は平均7.8人、30代は平均11.6人、40代以上は平均13.6人と、若い年代のほうが登録数が多いにも関わらず、普段やり取りする「友だち」の数が少ないことがわかった。

 LINEで利用する機能は、「トーク」98.4%が最多。ついで、「スタンプ(スタンプショップ)」73.5%、「無料通話」63.2%、「LINEニュース」43.6%、「タイムライン」41.1%など。年代別に見ると、「スタンプ(スタンプショップ)」が、40代以上では83.5%に対して20代以下では63.3%と、20.2ポイントの差があった。また、「着せかえ(着せかえショップ)」や「タイムライン」は、20代以下の利用率がほかの年代に比べて高かった。

 トークでやり取りする相手は「パパ」82.0%がもっとも多く、「ママ友以外の友達」79.8%、「ママ友」77.3%、「自分の親」57.7%、「姉妹・兄弟」56.9%などが続いた。年代別に見ると、20代以下では「パパ」「自分の親」「義理の親」といった家族が多く、40代以上では「園や学校の同じクラスの保護者」「子どもの習い事や部活の保護者」など、園や学校関連が多かった。また、12歳以上の子どもを持つママでは、トーク相手が「子ども」という回答も72.5%あった。

 パパとのトークの内容を聞いたところ、「帰宅時間や食事の有無などの連絡」77.3%が最多で、ほかには「子どもの写真・動画の共有」66.0%、「子どもの普段のようすやできごと」57.6%、「買い物や家事のお願いや連絡」44.6%などが多かった。また、パパのLINEをチェックしたことがあるかを聞いた質問では、3人に1人が「ある」と回答していた。

 LINEに登録されているママ友の人数は平均14.9人、ママ友グループは平均2.8グループであった。子どもの年齢別に見ると、「0~2歳」は平均11.9人、「3~5歳」は平均16.8人、「6~11歳」は平均23.9人、「12歳以上」は平均24.7人で、子どもの成長に伴ってLINEのママ友数が増えていた。

 ママ友グループは「仲良しママ友」が約6割と最多。「園・学校のクラスの連絡網」という回答も34.3%あり、園・学校のクラスでの保護者同士のやり取りの手段としてLINEが浸透しているようすがうかがえる。ママ友とやり取りする内容は、1位が「遊びや食事会の企画、日程調整」50.6%、2位「園や学校での行事やイベント」44.2%、3位「園や学校での普段のできごと」40.4%、4位「子どもの写真や動画の共有」38.1%、5位「自分の子どもに関する話題」37.6%などだった。

 LINEのプロフィール画像は、「子どもの写真」45.5%がもっとも多く、「自分と子どもの写真」13.2%と合わせると58.7%がプロフィール画像に子どもの写真を使っていた。

 LINEについて、99.8%のママが「LINEは便利だ」と回答、「LINEは楽しい」も9割以上を占めた。一方、「LINE疲れを感じている」という回答は約2割。「グループトークの終わりが見えない」「忙しい時にほかの人が盛り上がっている」「返信のプレッシャーを感じる時」などに疲れるという。また、「ついついLINEをチェックしてしまう」や「LINE無しでは生きていけない」なども多く、LINEが手放せなくなっている人も多かった。
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top