都立国際高校、国際バカロレアコース入試「数学」でもミス

 東京都教育委員会は平成30年1月31日、東京都立国際高等学校国際バカロレアコース入学者選抜における問題の誤りについて発表した。数学活用能力検査問題において、問題文が不十分であることがわかったという。

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東京都教育委員会「平成30年度 東京都立国際高等学校国際バカロレアコース入学者選抜における問題の誤りについて」
  • 東京都教育委員会「平成30年度 東京都立国際高等学校国際バカロレアコース入学者選抜における問題の誤りについて」
  • 平成30年度東京都立国際高等学校国際バカロレアコース入学者選抜数学活用能力検査問題(一部抜粋)
 東京都教育委員会は平成30年1月31日、東京都立国際高等学校国際バカロレアコース入学者選抜における問題の誤りについて発表した。1月26日に実施した数学活用能力検査問題で出題ミスがあり、受検者全員に一律で25点を与えることとした。

 都立国際高等学校の国際バカロレアコース入学者選抜については、1月26日に英語運用能力検査のリスニングテストにおいて事故があったことも判明している。該当箇所は「Part2 Passages のPassage2」。放送中、すべての検査会場の音声が途切れたことを受け、受検者全員に一律10点を与えた。

 問題文が十分でなく、示された条件だけでは立体の形がひとつに定まらないことがわかったのは、同日の1月26日に実施した数学活用能力検査問題の大問4。東京都教育委員会によると、該当の問題では問題文から底面を限定できず、立体の形が定まらないため、問1から問3まですべて解答できないという。採点委員が採点中に気づき、問題に誤りがあったことが発覚。受検者全員に一律25点を与えることとした。

 受検者は日本人生徒56人、外国人生徒48人、合計104人。今後、都立国際高等学校は予定通り2月1日に合格発表を実施する。
《佐藤亜希》

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