子育て行政サービス総選挙、1位は月1万3千円支給の養育手当

 みんなで作る良い行政サービス協会は2018年3月13日、「第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」の投票結果を発表した。総合1位には、0歳児に毎月1万3,000円を支給する江戸川区の「乳児養育手当(ゼロ歳児)」が選ばれた。

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「第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」投票結果
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  • 第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞
  • 投票の対象となった子育て関連の行政サービスノミネート一覧
 みんなで作る良い行政サービス協会は2018年3月13日、「第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」の投票結果を発表した。総合1位には、0歳児に毎月1万3,000円を支給する江戸川区の「乳児養育手当(ゼロ歳児)」が選ばれた。

 「東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」は、東京23区内の自治体が独自またはほかの自治体よりも積極的に取り組んでいる行政サービスを独自に選出し、投票を経て表彰する初めての企画。2018年2月15日から3月8日までの期間、全国47都道府県の10代から70代以上の男女を対象に、インターネットで投票を受け付けた。得票数は1,868票。なお、選出に各自治体は関与していない。

 全23区の子育て行政サービスがエントリーされ、投票の結果、江戸川区の「乳児養育手当(ゼロ歳児)」が総合1位に選ばれた。乳児養育手当は、満1歳未満の乳児がいる家庭に対して、月1万3,000円を1歳になる前月まで支給する事業(所得制限あり)。別途支給される児童手当とあわせると、1か月に3万円近くの補助を受けられることから、同協会は子どもと一緒に暮らしていくための家計について「ゆっくり考えながら育児に専念することができそう」などと総括している。

 総合2位には選出されたのは杉並区の「無償の子育て応援券」。杉並区が承認したサービスが利用でき、「無償応援券」は出生時に2万円分、0~2歳には2万円分または2万5,000円分、「ゆりかご券」は妊娠時に1万円分が交付される。

 総合3位は千代田区の「高校生等医療費助成制度」。高校生までの年齢にあたる子ども(15歳に達した日以後の最初の3月31日から18歳に達した日以降の最初の3月31日まで)が、医療費の助成を受けることができる。

 このほか、保護者の年代別では、20代の3位に渋谷区「ハッピーマザー出産助成金」、40代の2位に品川区「すまいるスクール」、3位に大田区「大田区奨学金給付制度」が選ばれている。

 「第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」の投票結果は、みんなで作る良い行政サービス協会が運営するWebサービス「ほじょナビ」で紹介している。

◆第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞
1位:江戸川区「乳児養育手当(ゼロ歳児)」
2位:杉並区「無償の子育て応援券」
3位:千代田区「高校生等医療費助成制度」

【20代の子どもがいる世帯】
1位:江戸川区「乳児養育手当(ゼロ歳児)」
2位:杉並区「無償の子育て応援券」
3位:渋谷区「ハッピーマザー出産助成金」

【30代の子どもがいる世帯】
1位:江戸川区「乳児養育手当(ゼロ歳児)」
2位:杉並区「無償の子育て応援券」
3位:千代田区「高校生等医療費助成制度」

【40代の子どもがいる世帯】
1位:千代田区「高校生等医療費助成制度」
2位:品川区「すまいるスクール」
3位:大田区「大田区奨学金給付制度」
《奥山直美》

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