奨学金検索サービス「LabBase奨学金検索」開始

 POLは2018年7月2日より、希望する条件の奨学金が一括で検索できる奨学金検索プラットフォーム「LabBase 奨学金検索」の提供を開始した。同時に、奨学金事業者の情報登録の受け付けも開始した。

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LabBase奨学金検索
  • LabBase奨学金検索
  • (株式会社ディスコ調べ 2018年5月28日就活生の職業観とライフスタイル調査より)
 POLは2018年7月2日より、希望する条件の奨学金が一括で検索できる奨学金検索プラットフォーム「LabBase 奨学金検索」の提供を開始した。大学公式情報や奨学金事業者が現在公開している奨学金に関する情報が網羅的に集約されたデータベースから検索可能。同時に、奨学金事業者の情報登録の受け付けも開始した。

 日本学生支援機構の2018年の3月の発表資料によると、奨学金の貸与規模は、大学進学率の上昇や景気低迷などの社会情勢を反映して、年々拡大傾向にあるという。学生数に対する奨学金貸与割合は、平成18年度では3.6人に1人だったが、平成28年度では2.6人に1人と約1.4倍。また、ディスコが2018年5月に発表した「就活生の職業観とライフスタイル調査」によると、奨学金制度の利用は、「貸与型を利用」が文系で35.3%、理系で46.1%、「給付型(返済不要)を利用」が文系で15.1%、理系で12.3%と、奨学金の利用は理系学生で多く、特に貸与型の奨学金の利用が多い。

 奨学金を利用者数が増加する一方、奨学金のシステムやリスクを十分に理解しておらず、奨学金破産に陥る学生が増加しているのも事実とし、奨学金を調べる時間的を削減し、募集要項や条件などの理解に重点を置くことで、正しく奨学金制度を活用してもらいたいという思いからこのサービスの提供を開始したとしている。

 「LabBase奨学金検索」は、大学公式情報や奨学金事業者が現在公開している奨学金に関する情報が網羅的に集約されたデータベース。地域、学年、専門分野、申請期間、返済免除の可否の条件にチェックをして一括検索ができる。また、奨学金事業者の情報登録もWebサイトからの受け付けている。
《田口さとみ》

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