2018年10月生まれ名前ランキング…朝ドラ主人公の名や“よみ”の多様化がトレンド

 ベビーカレンダーは2018年11月1日、2018年10月生まれの子ども7,156人を対象に「10月生まれベビーの名づけトレンド」に関する調査を行い、結果を発表した。

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10月人気の名前ランキングTOP10
  • 10月人気の名前ランキングTOP10
  • 10月人気の漢字ランキングTOP10
  • 10月人気のよみランキングTOP10
 ベビーカレンダーは2018年11月1日、2018年10月生まれの子ども7,156人を対象に「10月生まれベビーの名づけトレンド」に関する調査を行い、結果を発表した。

 この調査はベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスの利用者を対象に、2018年10月1日から10月21日に実施。調査件数は7,156件で、うち女の子3,452件、男の子3,704件。

 10月に人気の名前ランキングを見ると、女の子に人気の名前ランキングのトップは「楓」、続いて2位は同率で「結月」「美月」がランクインした。4位の「柚月」は、「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」では94位だったものが急上昇。「9月生まれベビーの名づけトレンド」でも、昨年度の70位から24位にランクアップし、除々に人気の高まりがうかがえる。

 男の子に人気の名前ランキングのトップは「大翔」、2位は「蒼」、3位は「樹」。7位の「律」は「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」では圏外だったが、今回大きく順位を上げTOP10入りを果たしており、その理由を「今年の9月に最終回を迎え最高視聴率23.3%を記録し注目を浴びた、NHK連続テレビ小説の主人公の名前の『律』が、今回のランキングに影響したのでしょうか」と推測している。

 次に人気の漢字ランキングを見ると、女の子では1位「奈」、2位「莉」、3位「花」が選ばれた。ランクインした漢字の多くは「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」でもTOP10に入った人気の漢字だが、今回9位にランクインした「心」は「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」で16位、「9月生まれベビーの名づけトレンド」で12位と、これまでランク外であることが多い漢字だった。

 なお「心」は「こころ」や「ここ」などのよみが定番だが、「菜心(ななか)」や「結心(ゆいな)」などのよみも見られ、9月の人気の漢字ランキングには見られないよみが複数あったことから、「漢字のよみが多様化していることが、『心』のランクイン要因といえそう」だとしている。

 10月生まれの男の子に人気の漢字ランキングは、1位が「太」、2位「翔」、3位「大」。女の子と同様、昨年と同じ漢字が多くランクインしているが、「輝」は「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」で20位、8月や9月のランキングでもTOP10入りを逃しており、今回ついにTOP10に選ばれた。よみ方も多くあり、「一輝(かずき、いつき)」「輝(ひかる、てる)」「大輝(だいき、はるき)」といった名前に使われていた。

 名前の人気のよみランキングでは、女の子のトップスリーは上から順に「ほのか」「あかり」「ゆい」。「ほのか」は9月に10位にランクダウンしており今回再び人気のよみとして返り咲いた。また、「いろは」は昨年度の30位から「9月生まれベビーの名づけトレンド」には11位、今回は10位と除々にランクを上げている。1位の「ほのか」によく使われる「穂」はお米や麦が連想でき、14位「つむぎ」によく使われる漢字「紬」は日本古来からある丈夫な絹織物の一種を指すなど、今回のランキング結果は、古風で日本的な美しさを連想させる名前が人気という結果になった。

 10月生まれの男の子の人気のよみランキングトップは9月同様「はると」。ついで「ゆうと」「そうた」となった。上位5位以内に選ばれた「はると」「ゆうと」「そうた」「みなと」は「2017年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」や「9月生まれベビーの名づけトレンド」でもTOP5入りしており、根強い人気がうかがえる一方、昨年度と比較すると「はるき」は26位から6位に、「そうすけ」は24位から8位に大きくランクアップしており、10月の人気のよみといえそうだとしている。

◆2018年10月人気の名前ランキングTOP10
【女の子】
1位:楓
2位:結月
2位:美月
4位:あかり
4位:柚月
6位:ひまり
6位:紬
6位:凛
9位:葵
9位:杏
9位:結愛
9位:結衣
9位:彩菜

【男の子】
1位:大翔
2位:蒼
3位:樹
4位:陽翔
4位:陸
6位:楓
7位:航
7位:新
7位:律
10位:旭
10位:湊
10位:悠真
10位:陽向
10位:颯
《鶴田雅美》

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