野菜嫌いの子ども最多は「神奈川県」…親の影響は?

 野菜嫌いの子どもが多い都道府県は「神奈川県」、野菜好きの子どもが多い都道府県は「山形県」であることが、カゴメが2019年1月30日に発表した調査結果より明らかになった。母親が野菜嫌いの子どもは、子どもも野菜嫌いになる傾向にあるという。

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野菜嫌いの子どもが多い都道府県ランキング
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  • 子どもたちが野菜に対してどのような知識もち、どのような経験をしているのか 山形県と神奈川県の比較
 野菜嫌いの子どもが多い都道府県は「神奈川県」、野菜好きの子どもが多い都道府県は「山形県」であることが、カゴメが2019年1月30日に発表した調査結果より明らかになった。母親が野菜嫌いの子どもは、子どもも野菜嫌いになる傾向にあるという。

 カゴメは、野菜の摂取量が少なくなりがちな1月から2月にもっと野菜を食べ、健康的な食生活を送ってもらいたいとの思いから1月31日を「愛菜(あいさい)の日」と制定。愛菜の日に合わせ、全国の3歳から12歳の子どもを持つ母親4,382人を対象に、子どもの野菜に対する意識調査を実施した。

 野菜の好き嫌いについて、子どもと母親に調査を行ったところ、野菜が好きな母親の子どもは25.7%が野菜嫌いだった。一方、野菜が嫌いな母親の子どもは59.1%が野菜嫌いだったことから、母親が野菜嫌いの子どもは、子どもも野菜嫌いになる傾向にあることがわかった。

 子どもが野菜を好きかどうか都道府県別に見たところ、野菜嫌いの子どもが多い県は、1位「神奈川県」37.4%、2位「富山県」37.1%、3位「鹿児島県」35.5%。一方、野菜好きの子どもが多い県は、1位「山形県」67.2%、2位「福島県」60.9%、3位「山梨県」60.8%となった。

 野菜30品のうち、嫌いな野菜がいくつあるか調べたところ、野菜嫌い1位の神奈川県は他の県と比べて嫌いな野菜の数が多く、平均6.8個ともっとも嫌いな野菜が多かった。一方、野菜好き1位の山形県は、嫌いな野菜の数は平均3.8個と神奈川県のおよそ半分だった。

 朝食で野菜をとらない割合をみると、野菜好き1位の山形県は29.0%と全国でもっとも少なく、山形県では7割以上が朝食で野菜を摂取しているということがわかった。

 子どもたちが野菜に対してどのような知識を持ち、どのような経験をしているのか、「野菜嫌い」1位の神奈川県と「野菜好き」1位の山形県を比較してみたところ、山形県のほうが「家庭菜園をする/野菜やハーブを育てたことがある」「保育園や学校で野菜を育てたことがある」という「野菜を育てる」経験をしたことのある子どもが多かった。子どもの頃から野菜を育てるという経験をすることで、野菜を「好き」と感じる傾向があることがわかった。
《工藤めぐみ》

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