NCT、小学校向けプログラミング教材「plusプログラミングシリーズ」販売開始

 日販コンピュータテクノロジイ(NCT)は小学校向けプログラミング教材「plusプログラミングシリーズ」を開発し、2019年5月より販売を開始した。

教育・受験 先生
「はじめてのスクラッチプログラミング」
  • 「はじめてのスクラッチプログラミング」
  • 「こくり」エデュケーションセット
 日販コンピュータテクノロジイ(NCT)は小学校向けプログラミング教材「plusプログラミングシリーズ」を開発し、2019年5月より販売を開始した。ビジュアル・プログラミング型言語・Scratch(スクラッチ)を利用した「はじめてのスクラッチプログラミング」と、ロボット・プログラミング教材「こくり」エデュケーションセットの2種類。

 2020年度の新学習指導要領実施に伴う小学校でのプログラミング教育必修化に向け、学校現場にはプログラミング教育を導入するための指導書や児童が理解するためのテキストが少ないといった課題があるという。

 NCTは、小学校・中学校の教科書を発行している学校図書の協力のもと、小学校向けプログラミング教材「plusプログラミングシリーズ」を開発。プログラミング教育推進校(東京都教育委員会指定)を中心に10校以上の小学校で実証実験を行い、教育現場の声を開発に反映させることで、はじめてプログラミング教育を導入する学校でも扱いやすく、児童がテキストを見ながら学習を進めることで、学びが深まる授業を実現する内容となっている。

 教材内容は2種類。ビジュアル・プログラミング型言語・Scratchを利用した「はじめてのスクラッチプログラミング」と、ロボット・プログラミング教材「こくり」エデュケーションセットで、それぞれ発達段階に合わせた児童用テキストと、授業の進め方を示した教師用指導書のほか、授業で使用できるスライドやワークシートを提供する。

 「はじめてのスクラッチプログラミング」の特徴は、はじめての児童でも取り組みやすいよう、キャラクターや図形の基本的な動きを指示することができる「基本ブロック」を開発。国語、算数など教科の授業にプログラミング体験を取り入れることができる。

 「こくり」エデュケーションセットは手の動きや画像表示、音声認識などの機能を活用しさまざまな表現が可能。チームで試行錯誤しながら作り上げていく協働的な取り組みに向いており、総合的な学習の時間で活用することができる。

◆「はじめてのスクラッチプログラミング」
提供内容:児童用テキスト 1~2年生用、3~4年生用、5~6年生用/教師用指導書(全学年共通) ※付属CD-ROMに説明用スライド、ワークシート、サンプルプログラムを収録
価格:児童用テキスト 各500円(税別)、教師用指導書1,000円(税別)

◆「こくり」エデュケーションセット
提供内容:こくり(本体+タブレット) 10台/児童用テキスト 3~6年生用 10冊/教師用指導書 3~6年生用 2冊 ※付属DVD-ROMに説明用スライド、ワークシート、サンプルプログラムを収録
価格:1か月レンタルサービス 7万9,800円(税別)
《鶴田雅美》

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