【高校受験2019】兵庫県公立高、学力検査の平均点が上昇

 兵庫県教育委員会は2019年5月23日、平成31年度(2019年度)兵庫県公立高校の入学者選抜実施結果を発表した。全日制における学力検査の受検者数は2万4,545人、合格者数は2万2,291人、倍率は1.08倍。学力検査の平均点も公表している。

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平均点と学力検査の得点段階別度数分布
  • 平均点と学力検査の得点段階別度数分布
  • 推薦入学の実施状況
  • 特色選抜の実施状況
  • 学力検査(全日制)の実施状況
 兵庫県教育委員会は2019年5月23日、平成31年度(2019年度)兵庫県公立高校の入学者選抜実施結果を発表した。全日制における学力検査の受検者数は2万4,545人、合格者数は2万2,291人、倍率は1.08倍。学力検査の平均点が2018年度と比べて上昇した。

 兵庫県公立高校の入学者選抜は、2月に推薦入学と特色選抜、3月に学力検査を行った。推薦入学は94校172学科等で実施し、定員7,740人に対して、受検者数1万361人、合格者数7,548人、倍率1.34倍。受検者数の減少に伴い、特色ある専門学科を除き、農業科・工業科・水産科等の倍率がおおむね低下し、推薦入学の受検倍率が2018年度と比較して0.05ポイント低下した。

 特色選抜は58校で実施し、定員1,710人に対して、受検者数2,376人、合格者数1,653人、倍率1.39倍。2018年度と比較して、受検倍率は0.1ポイント減少したが、定員を充足した学校は増加した。

 学力検査(全日制)は137校で実施し、定員2万2,645人に対して、受検者数2万4,545人、合格者数2万2,291人、倍率1.08倍。2018年度と比較して、普通科・農業科・工業科の倍率は低下したが、総合学科の倍率は0.05ポイント上昇した。

 学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語(聞き取りテストを含む)の5教科で実施した。配点は、各教科100点、総配点500点。全日制・定時制受検者の平均点は、国語が57.4点、社会が62.8点、数学が51.7点、理科が43.4点、英語が53.9点。新学習指導要領の実施を視野に入れ、思考力・判断力などをみる問題が出題された。こうした傾向に対して中学校の指導が充実したことにより、5教科全体の平均点は53.9点となり、2018年度より0.9点上昇した。
《工藤めぐみ》

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