子どもに将来「起業させたい」5人に1人…高めてほしい能力は?

 自身の子どもについて、5人に1人の親が「起業させたい」と思っていることが、バリューズフュージョンの調査からわかった。また、世間一般の話として、半数以上の親が、子どもが小さいころから「起業したい」と考えることをよいことと感じていた。

生活・健康 その他
世間一般の話として、子どもが小さいころから、将来「起業したい」と考えるのはよいことだと思うか
  • 世間一般の話として、子どもが小さいころから、将来「起業したい」と考えるのはよいことだと思うか
  • 実際に自身の子どもに将来、起業させたいと思うか
  • 今後、自身の子どもに高めてもらいたいと思う能力・スキル
  • 世間一般の話として、子どもが職業体験などを通じて、小さい頃(小学生)から、社会の経済的な流れや仕組みを学ぶことは大切だと思うか
 自身の子どもについて、5人に1人の親が「起業させたい」と思っていることが、バリューズフュージョンの調査からわかった。また、世間一般の話として、半数以上の親が、子どもが小さいころから「起業したい」と考えることをよいことと感じていた。

 バリューズフュージョンによる「子どもの将来に関する親の意識調査」は、小学校高学年から高校生までの子どもを持つ親(30代~60代)が対象。2019年6月28日~29日に東京・大阪・愛知を調査対象エリアとして実施され、500名(小学生200名、中学生200名、高校生100名)の回答を得た。

 世間一般の話として、子どもが小さいころから「将来、起業したい」と考えることについて、50.8%が「よいことだと思う」(そう思う・ややそう思うの合計)と回答。実際に自身の子どもに起業させたいと思うかどうかでは、5人に1人(21.2%)が「そう思う」「ややそう思う」と答えていた。

 自身の子どもに高めてもらいたいと思う能力やスキルを質問したところ、「プレゼンテーションスキル(相手にわかりやすく伝え、理解および行動してもらう提案力)」71.4%、「クリエイティブ発想力(独創的な発想力)」58.4%、「データ分析力(情報やデータを読み解く力)」49.8%が上位となった。そのほか、「マーケティングスキル(商品やサービスが売れる仕組みを考える能力)」36.4%、「メディアリテラシー(メディアを読み解く力)」28.2%、「プログラミングスキル(コンピューターに処理を行わせるためのプログラムを作成する技能)」27.8%など。

 子どもが職業体験などを通じて、小さいころ(小学生)から、社会の経済的な流れや仕組みを学ぶことについて大切だと思うかを聞くと、85.4%が「そう思う」「ややそう思う」と回答した。

 バリューズフュージョンは今回の調査結果について、「学校教育の重要性はさることながら、社会で実践的に役立つ経済やビジネスに絡む教育もニーズが高まっているようすがうかがえる」と分析している。
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top