品川区、ふるさと納税を活用した子どもの食の支援事業開始

 東京都品川区とトラストバンクは2019年9月10日、ふるさと納税制度を活用してクラウドファンディング型で寄附を募る「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」において、子どもの食の支援を目的としたプロジェクトを開始した。

生活・健康 その他
子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい
  • 子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい
  • 品川区
 東京都品川区とトラストバンクは2019年9月10日、ふるさと納税制度を活用してクラウドファンディング型で寄附を募る「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」において、子どもの食の支援を目的としたプロジェクトを開始した。

 品川区には、ほぼ毎日子どもだけ、または1人で食事をするという子どもたちが100人中3人いる。また、ひとり親家庭の中には、自分の食事を抜いてでも子どもには3食、食べさせるようにしている家庭もあるという。

 このような状況を受け、品川区は、食の支援から子どもたちに元気な未来を届けたいという思いを込めて、「子ども食堂の支援」と「しあわせ食卓事業」の2事業を実施するプロジェクト「子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい」を開始した。

 プロジェクトでは、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクが提供する「GCF」を活用。集めた寄附金は、子ども食堂の継続支援や空白地域の解消、ひとり親家庭(所得制限などあり)への食品配送に使われる。募集期間は9月10日から12月31日。目標寄附金額は300万円。

 品川区子ども未来部子ども家庭支援課の三ツ橋悦子課長は、「子どもの食の支援事業にご賛同していただき、ふるさと納税制度を活用した『ガバメントクラウドファンディング』で、多くのみなさまにご支援いただけることを望みます。どうぞよろしくお願いいたします」とコメントしている。

 GCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募る仕組み。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集める。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いで寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されている。

◆子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい
サイト運営会社:トラストバンク
募集額:300万円
期間:2019年9月10日(火)~12月31日(火)113日間
※募集期間は延長する場合がある
寄附金の使い道:子ども食堂の継続支援や空白地域の解消、ひとり親家庭(所得制限などあり)への食品配送
※ふるさと納税で集まった寄附を最大限活用するため返礼品はない
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top