学習へのやる気アップ、82%の親が貢献…具体的には?

 子どもの学習へのやる気を上げるためにしていることがある親は82%にのぼることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」の調査結果より明らかになった。具体的には「ご褒美を用意する」「ほめる」といった回答が多かった。

教育・受験 小学生
子どもの学習へのやる気を上げるためにしていることがあるか
  • 子どもの学習へのやる気を上げるためにしていることがあるか
  • 学校や塾の宿題のどんな点について親が関わるか
  • 子どもの学習計画は親が一緒に立てているか
 子どもの学習へのやる気を上げるためにしていることがある親は82%にのぼることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」の調査結果より明らかになった。具体的には「ご褒美を用意する」「ほめる」といった回答が多かった。

 アクセラレーテッドラーニングジャパンが運営する中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」は、メルマガ会員のうち、中学受験を目指す子どもがいる人178名を対象に「親御さんから見た中学受験」をテーマにアンケートを実施した。調査期間は2019年12月11日~12月18日。

 学校や塾の宿題のどんな点について親が関わるか聞いたところ、「スケジュール管理」約85%、「進捗管理」約75%、「取捨選択」約40%強という結果が得られた。主任相談員の西村則康氏は「中学受験の最大の特徴は、いわば親子の受験だという点です。高校受験や大学受験と大きく違って、親のサポートが必須なのです。特に先を見据え、そこから逆算してスケジュールを立てるのは小学生がひとりで行うのは無理なことだと思います。しかし、そうした経験をすることは、子どもにとって大きな糧になるだけでなく、親も一緒に成長することができるのです」と解説している。

 子どもの学習計画は親が一緒に立てているか聞いたところ、「はい」80%、「いいえ」20%だった。西村氏は、学習計画を作って実行していくときに「その通りいかなくても当たり前」と柔軟な気持ちでいることが大切だという。そのため、「細かく作りこむのではなく、状況に応じて変えられるように大まかに作ってみましょう」とアドバイスしている。

 子どもの学習へのやる気を上げるためにしていることがあるか聞いたところ、「はい」82%、「いいえ」18%だった。具体的には、「目標を決めさせ、達成したらご褒美(おやつなど)」「模試終了後、家族で外食する」「終わればゲーム。早く終わればそれだけたくさん遊べる」といったご褒美を用意するという回答が多かった。また、「スモールステップの目標設定と励まし」「自分で解けたときや頑張って考えた時はほめる」など励ます・ほめるという回答も多く見られた。西村氏は「家庭内が『勉強しやすい環境』であるかどうか、がお子さんのモチベーションを上げるのにとても重要だと感じています。おすすめはリビングでの学習ですが、強制ではなく、お子さんが一番頑張れそうな環境について、家族で話し合ってみてください」と提案している。
《工藤めぐみ》

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