2020年年間ベストセラー「鬼滅の刃」が1位・2位独占

 日本出版販売は2020年12月1日、「2020年 年間ベストセラー」を発表した。総合1位は「鬼滅の刃 しあわせの花」、総合2位は「鬼滅の刃 片羽の蝶」がランクイン。コミックランキングでも「鬼滅の刃」がランキング上位を席巻した。

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2020年間ベストセラー(総合)
  • 2020年間ベストセラー(総合)
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 日本出版販売は2020年12月1日、「2020年 年間ベストセラー」を発表した。総合1位は「鬼滅の刃 しあわせの花」、総合2位は「鬼滅の刃 片羽の蝶」がランクイン。コミックランキングでも「鬼滅の刃」がランキング上位を席巻した。

 日本出版販売のベストセラー情報は、約3,000軒の書店のPOS販売データをもとに、全国の書店での販売状況を総合的に勘案して作成している。集計期間は2019年11月24日~2020年11月23日。

 2020年年間ベストセラー総合は、1位「鬼滅の刃 しあわせの花」、2位「鬼滅の刃 片羽の蝶」。4位にも「鬼滅の刃 風の道しるべ」がランクインしており、まさに「鬼滅ブーム」の1年だったという。2020年12月4日にはコミックス最終巻が発売され、ブームはまだまだ継続するとみられている。

 新型コロナウイルスの影響による「おうち時間」の中で人気となったゲーム「あつまれ どうぶつの森」の攻略本が、総合3位と総合5位。総合9位には「世界一美味しい手抜きごはん」がランクインした。また、総合12位はコミュニケーション術を解説した「人は話し方が9割」。人と距離を取ることを余儀なくされているコロナ禍の今だからこそ、コミュニケーションを重要視する人が増えてきていることがうかがえる。

 児童書部門では、子ども向けに法律をわかりやすく解説した「こども六法」や、働くことについてマンガやイラストで解説した「なぜ僕らは働くのか」が上位にランクインした。2020年は一斉休校による学習の遅れや、自宅学習が増えたためか、例年と比べて教養要素の強い児童書が売れる傾向がみられた。また、「おしりたんてい」「ざんねんないきもの」などの人気シリーズも、2019年に引き続きランクインしている。

 コミック部門でも、「鬼滅の刃」が上半期に続いて1位になっており、4位には「鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺見聞録」もランクイン。10月のテレビ地上波でのアニメ放送と映画公開後、さらに売上が加速したという。

 2020年年間ベストセラーは、日本出版販売のWebサイトで閲覧できる。
《外岡紘代》

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