【大学受験2021】広島大、前・後期日程実施できない場合は共通テスト得点のみで選抜

 広島大学は2021年1月18日、同大学の試験会場での試験実施ができないと判断した場合の一般選抜(前期日程・後期日程)における選抜方法の変更について公表した。試験ができない場合は、大学入学共通テストの得点のみで選抜を行う。

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  • 広島大学試験会場での試験実施ができないと判断した場合の一般選抜(前期日程・後期日程)における選抜方法の変更について
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 広島大学は2021年1月18日、同大学の試験会場での試験実施ができないと判断した場合の一般選抜(前期日程・後期日程)における選抜方法の変更について公表した。試験ができない場合は、大学入学共通テストの得点のみで選抜を行う。

 広島大学の2021年度一般選抜の前期日程は2月25日・26日、後期日程は3月12日・13日に東広島キャンパス(東広島市)および霞キャンパス(広島市)で実施する。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらず感染状況が深刻化し、同大学のキャンパスを試験会場としての試験実施ができないと判断した場合は、やむを得ずキャンパスに来学しての選抜を中止し選抜方法を変更する。

 その場合、前期日程は大学入学共通テストの得点のみで選抜を行う。全学部大学入学共通テストの利用教科・科目に変更はないが、一部の学部・学科等では、募集要項に記載されている教科の配点を変更する。たとえば、文学部人文学科は、国語と外国語は200点から600点に変更し、変更がない地歴・公民、数学、理科との合計が1,900点となる。法学部法学科昼間コースは、国語と外国語が200点から400点に変更し、変更がない地歴・公民、数学、理科との合計が1,200点となる。また、情報科学部情報学科A型・B型は、数I・数A の配点を100点から300点に変更し、数II・数B、簿、情報の配点を100点から700点に変更する。

 なお、総合科学部(国際共創学科)、教育学部・第一類(初等教育教員養成コース、特別支援教育教員養成コース)、第二類(技術・情報系コース、社会系コース)、第三類(日本語教育系コース)、第四類(健康スポーツ系コース、人間生活系コース、音楽文化系コース、造形芸術系コース)、第五類(教育学系コース、心理学系コース)、理学部(生物科学科)、医学部(医学科、保健学科看護学専攻・理学療法学専攻)、歯学部(歯学科、口腔健康科学科口腔保健学専攻・口腔工学専攻)、工学部(第四類)は、募集要項記載の配点から変更はない。

 後期日程についても、大学入学共通テストの得点のみで選抜を行う。ただし、理学部地球惑星システム学科は、大学入学共通テストの成績とオンラインによる面接で選抜を行う。なお、全学部大学共通テストの利用教科・科目に変更はないが一部の学部・学科等では、学生募集要項に記載されている教科の配点を変更する。たとえば、理学部数学科は、数学を200点から600点に変更し、変更がない理科、外国語の合計が900点となる。後期日程の変更がない学部・学科についてはWebサイトで確認できる。

 広島大学は、安心して受験できるよう、体調不良者のための別室を例年から3倍程度増設し、前期日程では約370名、および後期日程では約250名が受験できる態勢を整備している。また、例年約3,000名が受験する東広島キャンパスでは医師・看護師が7名、約1,000名が受験する霞キャンパスでは4名の医師・看護師が待機し、例年に比べて医療スタッフを2倍に拡充している。1月18日時点では予定どおり一般選抜(前期日程・後期日程)の試験を実施することとしている。 なお、選抜方法を変更する場合は、Webサイトで知らせる。
《田中志実》

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