日本玩具協会らが選ぶ、2021年おすすめの「#クリスマスおもちゃ」22選

　街を歩けばクリスマスソングが聞こえる季節、お子さまへのクリスマスギフトに悩むご家庭も多いだろう。

　玩具業界では、昨年から続くコロナ禍の影響で、国内最大級のおもちゃ見本市である「東京おもちゃショー」、さらに「クリスマスおもちゃ見本市」が2年連続で中止。おもちゃのトレンド情報の発信が限られたことは、お子さまをおもちのご家庭にも多少なりとも影響を与えていると思われる。

　そこで編集部では、日本玩具協会と東京玩具人形協同組合が2021年12月2日に開催した、今年のクリスマスおもちゃの最新トレンドを紹介する「#クリスマスおもちゃ」トレンド発表会の内容を中心に、2021年のクリスマスおもちゃに関するトレンドをキーワード別に紹介する。対象は幼稚園・保育園などの未就学児から小学生に贈るギフト。参考価格も記載しているので、ぜひ購入の参考にしてほしい。

2021年のクリスマスおもちゃの業界動向

　主催者によれば、おもちゃ業界は前年度まで7年連続で8,000億円の市場を維持して好調が続いているという。業界で「クリスマス商戦」と呼ばれる12月、そしてそれに続く1月の「お正月商戦」は年間売上の約40％を占めるという。11月30日にバンダイが3～12歳のお子さまをおもちの家庭を対象に実施し、発表した「今年のクリスマスに関する意識調査」では、お子さまのクリスマスプレゼントにかける平均予算9,957円と、年々高額になっていることも明らかになった。また半数以上がネット通販を利用し、オンラインでプレゼントを購入していることがわかっている。

2021年のクリスマスおもちゃトレンドは？

　2021年の「クリスマスおもちゃ」でまず注目されるのは「鬼滅の刃」と「すみっコぐらし」の 2大キャラクター。特に、カメラ機能を駆使して新しい遊びを提案し、学習機能も充実させたデバイス型おもちゃが目立つ。

　また緊急事態宣言も明け、本格的なニューノーマル時代の幕が開け、それにふさわしいおもちゃも盛りだくさん。オリジナルのマスクが作れる「マスクにプリントマスクック」や、簡単にネイルが楽しめる「ラブネイルネイルスタンパー」、本物志向のキッズコスメ「Pretty Holic」、それに時計やバッグやファッション小物を作るさまざまなメイキングトイは、おうち時間の充実だけでなく、お出かけのおしゃれにも最適だ。

　コロナ禍注目されたアウトドア、自宅でのトレーニングにも関連し、体をいっぱい使って遊ぶ最新のおもちゃや体力強化玩具も登場。また最新のトレンドとしてDIY、インタラクティブペット、新感触トイも見逃せない。もちろん「変身ベルト」「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」「シルバニアファミリー」といったロングセラー・メガヒットブランドの新製品、「アンパンマン」「ポケモン」「パウ・パトロール」といった人気キャラクター商品は、いずれも注目だ。さらに年末年始に家族や友だちと盛り上がるのに最適なゲームも、逆境からの大逆転を狙うストレス発散型ゲームの「大逆転人生ゲーム」をはじめ、多数ラインアップしている。

　当日は、Withコロナの時代に最適なおもちゃ等、今年ならではのクリスマスおもちゃの最新トレンドの発表が行われた他、会場には最新トレンドに沿った約80点の注目商品の展示や、9月1日に東京玩具人形協同組合が発表した「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2021」8部門の上位入賞商品・計24商品も展示された。その一部を紹介する。