SNS利用、中学生は9割超…小学校低学年でTikTok上昇

 NTTドコモのモバイル社会研究所は2022年4月4日、小中学生のSNSの利用状況についての調査結果を発表した。中学生では9割を超える子供が、SNSを利用していることが明らかになった。

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小中学生のSNS利用率
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  • 小中学生のSNS利用率サービス別
  • 小中学生のSNS利用率サービス別経年推移
 NTTドコモのモバイル社会研究所は2022年4月4日、小中学生のSNSの利用状況についての調査結果を発表した。中学生では9割を超える子供が、SNSを利用していることが明らかになった。

 調査は2021年11月、関東1都6県の小学生および中学生とその親を対象に行われた。有効回答数は500。

 まず、小中学生のSNSの利用率について調査したところ、小学生低学年では34%、高学年では51%、中学生では90%だった。中学生になると、多くの子供がSNSを利用していることがわかる。また、男女別にみると全学年で女子のほうが多かったが、特に高学年では男子39%に対して女子は64%であり、女子のほうが際立ってSNSの利用率が高いことがわかる。

 次に、SNSのサービス別に利用率をみていくと、ほとんどの学年でもっとも多く使われているサービスは「LINE」であり、中学生では8割を超える子供が使用していることがわかる。ただし、小学生低学年女子のみは「LINE」よりも「TikTok」が上回っていた。中学生女子においては、「Twitter」の利用率は47.1%と50%を下回ったものの、「LINE」は91.8%、「Instagram」は50.6%、「TikTok」は56.5%と、複数のSNSサービスを利用しているようすがうかがえる。

 最後に、SNSの利用率を2018年からの経年変化でみていくと、小学生低学年では「TikTok」が上昇し、「LINE」と同水準となっていることがわかる。中学生は「LINE」は9割程度で推移しており、「TikTok」「Twitter」「Instagram」については上昇傾向にあり、2021年の調査ではそれぞれ4割を超えたことがわかった。
《木村 薫》

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