親子で危険個所をマップに登録…通学中の事故を削減

 小学1年生も学校に慣れただろうか。歩行中の交通事故死傷者数において7歳児が突出して多い。イーデザイン損害保険は、通学中の自動車事故を削減するため、全国の親子で、通学路の危険箇所マップ「もしかもマップ」を作るプロジェクトを4月27日に開始する。

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もしかもマップ
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小学1年生も学校に慣れただろうか。歩行中の交通事故死傷者数において7歳児が突出して多い。イーデザイン損害保険は、通学中の自動車事故を削減するため、全国の親子で、通学路の危険箇所マップ「もしかもマップ」を作るプロジェクトを4月27日に開始する。

通学路を親子で歩いて確認し、危ないと感じた箇所をスマートフォンなどで簡単に登録できる仕組みが「もしかもマップ」だ。マップへアクセスすることで、誰でもプロジェクトに参加できる。

●魔の7歳

公益財団法人交通事故分析センターが発表している「交通事故統計年報」によると、1994~2020年の26年間、歩行中の交通事故死傷者数において7歳児が突出して多い状況が続いており、この状況は「魔の7歳」と呼ばれる。

「魔の7歳」に対してイーデザイン損害保険は、金沢大学融合研究域融合科学系の森崎裕磨特任助教の監修のもと、身近な道路上の危険個所を親子で確かめ合える「もしかもマップ」を開発した。

開発に際しては、大人と子どもで危険認識に大きな差異があるという事実に着目し、危険認識の目線合わせを促進する「安全てんけん」や、「ドリル」といった機能を実装した。金沢大学附属小学校では「もしかもマップ」の試行を始めている。

●親子でコミュニケーション

「もしかもマップ」では、身近にある危険な場所を見つけて、キャラクターの「もし子」でマップにピンを立てる。他の人のピンに対しても反応ができ、みんなの「声」がマップに集まっていくことで、それまで気がつかなかった危険な場所がマップに見えるようになるしくみだ。

「安全てんけん」機能では家のまわりや通学路にある危険な場所を親子で実際に歩いて、大人と子供それぞれの視点でピンを立てることができる。親子でコミュニケーションをとりながら危険な場所を探すことで、交通安全の意識向上に役立てる。

どういった場所が危ないかなど、ピンを立てる上での重要な視点を親子で学ぶことができる「ドリル」機能も楽しめる。

提供開始時点の危険箇所は、警察庁交通事故統計情報のオープンデータ(2020年1月1日~12月31日)による全国の交通事故データと、80以上の地方自治体からの提供データが反映されている。こうしたデータにもとづいたピンは今後も拡大予定だ。

親子で危険箇所をマップに登録…通学中の事故を削減 イーデザイン損保

《高木啓@レスポンス》

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